港常(ミナツネ) のあんずボーは、郷愁の味 / 東京 台東区西浅草 1916年創業 (大正4年)

台東区西浅草には東本願寺を始め多くの寺院や、調理・厨房用品・食器等の専門店街である合羽橋(かっぱばし)道具街があります。かつては国際通り沿いに、昭和初期~末期まで通り名の由来となった松竹歌劇団(SKD)の本拠地で東京を代表する劇場であった国際劇場(現・浅草ビューホテル)がありました。寺院やオフィスや住宅が混在する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども何軒か存在しています。

1916年創業、関東の定番駄菓子あんずボーを製造・販売する 内外あんず港常本店(ミナツネ)

つくばエクスプレス浅草駅から徒歩7分ほどの場所にある 内外あんず港常本店(ミナツネ)。1916年(大正4年)に飴屋として創業され、2代目のご主人の時代にあんずボーを発売されました。2代目のご主人の奥さまが、あんずの里として知られる長野県更埴市(現、千曲市)出身であったことが製造開始のきっかけとなっています。今も主力商品であるあんずボーは、2代目社長の弟さんが独立し製造した「あんず水」がルーツ。あんず水は製造量の問題から港常さんが製造を引き取ることになり、その際に「あんずボー」として販売され、今に続くロングセラー商品となりました。

あんずボーは関東で知名度が高い駄菓子かと思うのですが(愛知・三重育ちの私は知ってはいたが近くで販売されていなかった)、発売当初の流通事情では長野からあんずを腐敗せず運べるのが関東圏までだった、という事情があり、一時期は関東圏のみで販売されていた駄菓子でした。

という、あんずボーです。お取り寄せで大量に買いました。

あんずボーは凍らせて食べた方が美味しい、という東京生まれのシティーボーイの意見に従って凍らせました。

凍らせたものを取り出した図。もうこれアイスだね。

あんずボーは、子供のころ食べていたかどうかでハマり度合いが変わる気がします。私は大人になってから食べたので、「へー、こういう味なのか!」って甘酸っぱさに驚きつつ食べる感じですが、子供の頃から食べている友達は毎年夏に大量買いするほど大好きで。なんというか、こういう昔から食べているからこそ好き!って食べ物こそ、ソウルフード感ありますね。

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———内外あんず港常本店(ミナツネ) 基本情報———-
〇創業年 1916年創業 / 大正4年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
東京都台東区西浅草3-21-15
(公式サイト)⇒ なし

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