東京駅のお隣である神田駅近辺にも、様々な老舗が残っています。長い歴史を踏まえつつも、新たな感性で新しいチャレンジをされている老舗お蕎麦屋さんへ伺いました。
1830年創業、老舗ながら新しい感性の蕎麦と天ぷらが食べられる 松竹庵ます川
神田駅から徒歩10分、淡路町駅・小川町駅から徒歩3分ほどの場所にある老舗蕎麦屋 松竹庵ます川。1830年(天保元年)の創業とかなり古いお蕎麦屋さんですが、元モーグルアジアチャンピオンの8代目が新しい感性で作られた絶品のお蕎麦と天ぷらが食べられるお店です。食べログベスト5000にもランクインされている名店です。
店舗外観、全景が撮れなかったため寄り目の写真です。かなり奇麗な、老舗と言われなければ分からないぐらいのモダンな外観です。
メニューはざっくり分けるとお蕎麦と天ぷら。晩御飯にお伺いしたので、天ぷらとお蕎麦のコースにしました。お腹の減り具合がそこまででもなかったため、今回はレディース天婦羅コース4000円をオーダー。レディースという名前ですが、確認したところ男性でもOKとのことだったので、こちらをチョイス。 まずは前菜が来ます。ちょっとした小料理屋に来た気分になります。全部超美味しい。 まずは天ぷらからスタートします。こちら車エビ。衣薄めのサクッとカリッと揚がっている最高のやつ。まつ川さんの天ぷら、かなり私の好みの味。
頭の部分、くも足も天ぷらにして下さります。カリカリの食感と仄かに香る海老の味が素敵。
次は里芋(海老芋だったかも)と舞茸のお椀。柚子が効いてて美味しい。 茄子の天ぷら。ギリギリ火を通しました、みたいなレア感。凄く柔らかな口当たり。
天ぷらは小皿量としても出てきました。鰹節乗っけて食べるのも美味しいですね。
コースには青海の苔海苔も。こんな天ぷら初めてかも。磯の香がする素敵な天ぷらです。 コースのメインはホタテの天ぷら。この火の通し具合が素敵すぎます。レアに仕上げたホタテは、生よりも焼いたものもよりも甘くって美味しいです。
コースの天ぷらは海老1尾、野菜三点、旬魚二点、で終了。もう少し食べたいなぁ、と眺めていたら白子の天婦羅を発見。これは頼まざるを得ない…。こちらが白子の天ぷら、1480円。白子も火の通し方が絶妙で、ふわっと溶けてなくなる食感と甘さがあって最高。いつまでも食べていたい…。 最後の締めの蕎麦です。蕎麦粉100%の2種類のお蕎麦は、もりと田舎蕎麦。
お蕎麦のアップ。蕎麦の味と香りが濃くって美味しかったです。天ぷらも蕎麦も最高過ぎる、このお店…。
コース最後はデザートで〆。超満足度の高いディナーとなりました!
松竹庵 ます川さんは、老舗である、という情報以外ほぼ調べず伺ったため、入り口から「なんかモダンなお店だ!」とちょっとビックリしてしまいました。出てくるものも、老舗というよりは、最先端といった感じで、暖簾を守りながらも新しいチャレンジをしている素晴らしいお店でした。蕎麦はもちろんのこと、個人的には天ぷらが最高で、これで一人1万円いかないなんて、ここもっと通いたい!、なんて思いました。気を使わない感じの接待でも使えそう。
ちなみに松竹庵 ます川さんの八代目のご主人は元モーグルの選手とのことで、モーグルのメダリストの方のお写真も飾られていましたよ。
——-松竹庵 ます川 基本情報———-
〇創業年 1830年創業 / 天保元年創業
〇営業時間
11:45~14:00
17:30~20:30
※土・日曜 定休日 (祝日は不定休)
〇住所
東京都千代田区神田淡路町2-6
(食べログ )⇒ 手打蕎麦 松竹庵 ます川 – 淡路町/そば [食べログ]