江戸時代に明暦大火で焼失した浅草西本願寺の代替地(現、築地本願寺)として佃島住人が埋め立てて出来た中央区築地。永らく海軍用地として使用され、その跡地には昭和初期に日本橋から魚河岸が移転し、世界一の魚市場と知られるまでになりました。魚市場が豊洲に移った現在も、場外市場等は多くの買物客や外国人などの観光客で賑わっており、老舗の飲食店なども数多く点在しています。
1854年創業、ミシュラン店も使う海苔を販売する 丸山海苔店
築地駅から徒歩2分、築地市場駅から徒歩2分ほどの場所にある 丸山海苔店。1854年(安政元年)に、日本橋にて川口屋として創業されました。創業当時、海苔は甕(かめ)の中にいれて保存していたそうですが、川口屋さんが海苔をブリキ缶で保存することをはじめ、現在良く流通している海苔缶の原型になったそうです。
という丸山海苔店さんの外観はこちら。高級店の雰囲気がプンプン伝わってきます。 今回店舗に伺ったのですが、店舗は見に行っただけで、実は頂き物として丸山海苔店さんの海苔を頂いたんですね。味三旬というかなり高級なお海苔。弊社の5周年記念に、お世話になっている先輩から送って頂きました。ありがとうございます。
頂いたのは「佐賀のはしり」という、有明海苔の初摘みもの。響きからして高級品ですね。
一袋につき4切りが5枚ずつ入っています。過去焼き海苔は色々買ってきましたが、こういう小分け品=高級品=美味しい、で間違いないです。この一袋で300円前後。 中身を取り出した図。海苔の色がキレイ! パンフレットも入ってました。百六十年のプロの味、が、眩しい。
パンフレットに書かれていましたが、ミシュラン東京で三ッ星に選ばれた「鮨 水谷」さん、「すきやばし次郎 六本木」さんをはじめ、計16店舗のミシュラン星付き店舗に海苔を卸されているそうです(詳しくはこちら)。
海苔の美味しさは、一定レベルを超えると分からなくなってしまうのですが(全部美味しいですし)、丸山海苔店さんは、その中でもやはり違う、と感じる味がしました。ミシュラン店舗が使っている、に、脳みそが左右されている可能性は否めませんがw。本当に違いがあるのか、は、それぞれ試して頂くのが良いかと思いますが、体験としてチャレンジしてみるのは良いではないか、と感じます。築地へ行かれることがあれば、ぜひ購入してみてください。
—— 丸山海苔店 基本情報———-
〇創業年 1854年創業 / 安政元年創業
〇営業時間
7:30~18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
東京都中央区明石町1番23号
(公式サイト)⇒ 丸山海苔店