菓子処まるきた、中華まんじゅう まるきた焼き・栗スマス・フロランタンあけぼの / 北海道 旭川市 1903年創業 (明治36年)

北海道北中部の旭川市は、上川盆地の石狩川等の合流部にあり、人口が札幌市に次いで道内2位の道北地方の経済・産業・物流・文化の中心都市。1889年(明治22年)末の山縣有朋内閣閣議決定の上川離宮設置に際して、旧称の上川郡“忠別”のアイヌ語源(チュプ:太陽+ペト:川)に基づき帝国象徴的文字“旭”を用いて村名とされました。江丹別蕎麦・旭川ラーメン・発祥地とされる塩ホルモンや豚トロ・各種菓子等の名物・特産品や、もつそば・ジュンドッグ(棒状洋風握り飯)・ゲソ丼・新子焼き(骨付き鶏肉半身素焼き)等の地場料理があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が点在しています。

1903年創業、第七師団も立ち寄ったかもしれない和菓子店 菓子処まるきた

本町のバス停から徒歩4分ほど、旭川駅から車で20分前後の場所にある 菓子処まるきた。1903年(明治36年)に創業された和菓子店で、和菓子を中心に洋菓子・和洋菓子等も作られています。まるきたさんはかつて師団通りと呼ばれていた国道四十号線の近くにあるのですが、その名前の由来となったのは漫画ゴールデンカムイでも登場する第七師団の拠点があったことから。まるきたさんの創業時と時代がかぶるので、もしかしたら第七師団の人が立ち寄ったりしているかもしれないですね。

という、まるきたさんの外観です。季節外れのドカ雪の日に当たってしまいました。
店内に入りました。和菓子・洋菓子・話洋菓子と沢山のラインナップがあります。
名物の一つは中華まんじゅうまるきた焼きです。となるの中華まんじゅうあらまきじゃけも気になる…。

中華まんじゅうは更に別の商品も。まご焼きなるものも。

キーホルダーにもなっていました。愛され具合&押し具合がすごい。

キーホルダーをアップで。見ると欲しくなっちゃいますね。 他にも沢山お菓子がありましたが、ネーミングが面白いものが多かったです。「サヨナラさんかく また来てしかく」、「おどろ板!」など。 ネーミングだけでなく、商品も構成的です。バナナあんどら焼き、はじめて来た気がする。 面白い商品が沢山あったので、色々買ってしまいました。中華まんじゅう まるきた焼きを軸に、バターサンドクリーム・おどろ板!、フロランタンあけぼの、栗スマスを購入しています。
まずはフロランタンあげぼのです。
サクサクのアーモンドが香ばしくって美味しかったです。 少し古い写真を交えながら、中華まんじゅう まるきた焼きのご紹介に移ります。こちらはまるきたさんが創業時から作られているもので、中華は中花と記載されることもあります。包装紙は中花になっていますね。 包装紙を外した図。 1つ取り出したました。たぶん北海道をはじめとした一部地域の人以外は、中華まんじゅうと思わないルックスしていますね。東京でも売っているお店はありますが、北海道がわりとメジャーな気がしています。
取り出すとこんな感じです。どら焼きを半円で包んだお菓子、といえば伝わりますかね? 切り分けるとこんな感じです。中にたっぷりとこしあんが入っています。個人的には愛知県知立市の大あんまきっぽいなと思いました。大好きな味!

上述しましたが、こちらのお菓子のパッケージには「まるきた中花焼き」とも書かれています。元々、一文字という平鍋で焼かれる小麦粉・砂糖・卵で作るおまんじゅうの皮部分を「中花種」と呼ぶそうで、それが転じて中華と呼ばれるようになったのだとか。北海道以外でも東北地方の一部(中花、中皮)、長崎、新潟、東京等にもこの名称のお菓子が残っています。私にとって中華まんじゅう=肉まん的なもののイメージなので、初めて知った時は驚きました。購入は公式サイトから出来ますよ。

———-菓子処まるきた 基本情報———-
〇創業年 1903年創業 / 明治36年創業
〇営業時間
・9:30-18:00
※日曜日 定休日
〇住所
北海道旭川市旭町1条4丁目841-12 ヴィヴィ旭町1階
(公式サイト)⇒ あさひかわ菓子処まるきた

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