宮内省御用達のお酢、マルカン酢 / 兵庫 神戸市東灘区 1649年創業 (慶安2年)

神戸の地名は、現在の中央区三宮・元町周辺が古くから生田神社(中央区)の神封戸(じんふこ)集落“神戸(かんべ)”だったことに由来。市の最東部である東灘区は1950年(昭和25年)に武庫郡御影町・住吉村・魚崎町が神戸市に編入されて灘区の東であることから区名となりました。兵庫県の灘一帯には神戸市東灘区の御影郷(中郷)・魚崎郷(東郷)、灘区の西郷、西宮市の西宮郷・今津郷と5か所の酒造地・灘五郷(なだ ごごう)があり、上質の酒米(山田錦)・地下水(宮水)と六甲颪(ろっこうおろし)に恵まれ、江戸時代以降に清酒の名産地として栄えてきました。東灘区の白鶴酒造資料館・菊正宗酒造記念館や各蔵元には多くの見学者が多数訪れ、区内には老舗の飲食店・和菓子店などが残っています。

1649年創業、尾張で立ち上げ神戸にやってきた マルカン酢

神戸ファッションマートのバス停から徒歩11分ほど、アイランド北口駅から徒歩15分ほどの場所にある マルカン酢。1649年(慶安2年)に、織田信長家臣・岡田半左衞門泰政の孫である岡田半左衛門泰次氏が尾張の地で、大量生産できる画期的な酢の製造を発見したとされ、この年を創業年とされています。

その後、同社の最高級酢に名のルーツとなった酢屋勘三郎氏の時代に、尾張から名古屋へと移り、明治時代に入ってから神戸に本社を移されています。1908年(明治41年)には宮内省御用達に選ばれています。また早い段階で海外進出を果たされた企業としても有名で、1974年(昭和49年)にはロサンゼルス支店を設置し、翌年に米国マルカン酢を立ち上げられています。

という、マルカン酢さんの純米酢を購入しました。兵庫県丹波市産有機コシヒカリ100%利用となります。 ラベル裏側です。原材料は有機米(兵庫県)、以上!のシンプルさ。 ラベル横側です。1649年って徳川家光の時代なのですね。参勤交代等、江戸幕府の仕組みが固まった時期ですね。

まずは一旦なめてみました。高級なお酢に共通することですが、あたりが柔らかく、さほど酸味を感じないのが特徴的です。こういうお酢で育ったら、お酢が苦手な人減るだろうなぁ。

マルカン酢さんといえば、「醸造家として最高のお酢を造りたい」という想いを形にしたお酢「酢屋勘三郎」を2011年(平成23年)より発売されていますが、まだ一度も購入できたことがありません…。ウェブサイトを見ると2018年(平成30年)の発売がラストのようです。出来が悪い際には発売しない年もあったので、ここ数年はそれが理由で販売していなかったり、等もあるのでしょうか。一度試してみたいので、気長に待とうと思います。

↓マルカン酢さんの純米酢は、楽天で購入できますよ。ただ、12本入りですw。

 

———マルカン酢株式会社 基本情報———-
〇創業年 1649年創業 / 慶安2年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
兵庫県神戸市東灘区向洋町西5丁目6番
(公式サイト)⇒ マルカン酢株式会社 Marukan Vinegar 伝統の品質を守り続けたマルカン酢の三世紀半

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