鹿児島県中央部(薩摩半島中西部)の日置(ひおき)市は、2005年(平成17年)に日置郡伊集院町等の4町が合併して発足。日置の地名は高麗系渡来氏族の銅鐸祭祀族(後に鉄鋼・鍛冶職人集団)だった土蜘蛛(反大和王権の土豪集団)に関係する・語源は古代朝鮮語の“へき(土)”にある・薩摩藩主島津氏縁戚の比企氏に関係する等の推測説があります。黄蜜柑(きみかん、黄金柑)・苺・茶・ちりめん・花卉類・焼酎等の特産品や湯之元せんべい・伊集院饅頭・ちんこ(新粉)団子等の名物があり、市内には老舗の和菓子店などが残っています。
1883年創業、焼酎・JIN・ウィスキー・リキュール等数多くのお酒を造る 小正醸造
伊集院駅から車で12分前後、鹿児島駅から車で40分前後の場所にある 小正醸造。1883年(明治16年)に創業された酒蔵です。焼酎造りから始まった同社ですが、近年はクラフトジンやウイスキーでその名が知られています。どちらも2010年代後半から取り組まれた、比較的新しい取り組みですがどちらも物凄く知名度が高い商品となっています。
という、小正酒造さんは鹿児島市内に本部があるので見学だけ行ってきました。
販売等は行われていないので、外観写真だけです。日置市の本社側には売店もあるそうなので、次回はそちらへ必ず。
ということで、お酒はお取り寄せしました。こちらはクラフトジンの苺になります。コマサジンは、苺・桜島小みかん・ほうじ茶の3種類あります。2018年から造られています。
こちらがボトルです。ボタニカルが伝わる可愛いパッケージですね。
パッケージ裏側です。日置市がイチゴの産地だから企画された商品のようです。ジュニバーベリー・イチゴ・ラズベリー・ブルーベリー・ローズマリー・ジンジャー・バジル・コリアンダー等を加え蒸留して造っているそう。ジン特有の刺激ある味が、フルーツとハーブで中和されとても飲みやすくなっていました。
そして、既に有名ジャパニーズウイスキーの嘉之助 = KANOSUKEです。鹿児島市内のバーでいただきました。2017年より参入されています。
飲んだのは 2022年のシングルモルトです。まろやかで凄く美味しい。人気の理由が良くわかる…。
コマサジンも、嘉之助も普段あまり飲まない私でも認知するぐらい知名度が高い商品で、それがどちらも小正酒造さん発である、ということを今回まで知りませんでした。しかもどちらも2010年代後半のたったほんの数年の歴史なのですね。長い焼酎作りのバックボーンが活かされた、本当に美味しいお酒でした。嘉之助、家に置いておきたくなりますね…。
↓プレミアムついてますが、嘉之助は楽天でも購入できますよ。
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——–小正醸造 基本情報———-
〇創業年 1883年創業 / 明治16年創業
〇営業時間
・本社機能のため割愛
〇住所
鹿児島県日置市日吉町日置3309
(公式サイト)⇒小正醸造株式会社