県庁所在地の福島市は県北東部の中通り北部にあり、主な市域は福島盆地の南西部分とその周辺の山岳・丘陵地域です。福島の地名由来は不詳ですが、安土桃山時代に一帯を支配した蒲生氏郷或いは城主・木村吉春が従来の杉妻から吉名の福島に改称したとの説もあります。吾妻小富士・五色沼・浄土平等の山岳景観に恵まれ、飯坂・土湯・高湯の温泉街・古関裕而記念館(出身者)・JRA福島競馬場等の観光・レジャー資源も豊富です。(土湯系)こけしの郷土玩具で知られ、生産量が全国1位の梨や全国有数の桃・柚子(信夫山)・凍豆腐(立子山)・みそぱん・麦せんべい等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店が残っています。
江戸後期創業、新潟からやってきた創業者がつくった和菓子店 駒田屋本舗
荒町のバス停から徒歩1分ほど、福島駅から徒歩13分ほどの場所にある 駒田屋本舗。江戸後期(1700年代)に新潟からやってきた渡辺仙六氏が創業した和菓子店です。駒田屋という名称は、仙六氏が生まれた村の名前から駒田屋と名付けられたそうです。300年ほどの歴史の中、創業当時の場所でご商売を続けられ、福島藩の御用商人や、明治天皇へ献上の栄誉を持つ、歴史も実績もある老舗和菓子店となります。
という、駒田屋本舗さんの外観です。店舗前が小さな花壇になっていて可愛いです。
店舗前には小さな看板もあります。明治天皇に和菓子・飲料水を献上した話や、その緯度が残っていることなどが書かれています。井戸、見たかったなぁ。
店内に入りました。多数商品を扱われていますが、現在はみそぱんが名物の1つです。
その他くるみゆべし、みそまんじゅうなどが人気だそう。季節のお菓子も扱われているので、春お伺いした時は さくら餅も並んでいました。
で、みそぱんです。このみそぱんは約40年ほど前に、八代目 渡邊 浩光氏が開発したものだそう。元々みそまんじゅうが人気で、「皮だけ食べたい」というニーズから生まれたのだとか。1日3000-5000個って販売数が凄い。
で、みそぱんを買いにきたのですが、さらに気になる商品・チーズみそぱんを発見してしまいました。え〜、これは買っちゃうよねぇ。
ということで手に取ったのがこちら、チーズむそぱんです。
取り出した図です。福島産の味噌を使った蒸しパン的な食べ物です。
半分に割った図がこちら。クリームチーズが入っています。味噌のしょっぱさと、クリームチーズの甘味・旨味のバランスが絶妙です。永遠に食べられる味がする…。
私、チーズ好きなんです。ということで、チーズみそぱんを購入し大変満足しました。が、結果的に定番のみそぱんを食べれておりません。というか、チーズみそぱんが美味しすぎて満足して帰ってきてしまいました。これはまた行って、みそぱんを買うしかないですよね。
———駒田屋本舗 基本情報———-
〇創業年 江戸後期創業 (1700年代)
〇営業時間
・11:00 – 20:00
※木曜日 定休日
〇住所
福島県福島市荒町5-29
(公式サイト)⇒ 福島の和菓子処 駒田屋本舗