㐂寿司で、江戸前の仕事を堪能し、美味しかったと言葉がこぼれる / 東京 人形町 1923年創業 (大正12年)

江戸時代には後に浅草裏手に移転するまでは吉原遊郭があり、その後は浅草に芝居小屋が集められるまで歌舞伎の中村座・市村座や人形芝居の結城座などがあった中央区日本橋人形町。人形を制作・販売する店が並び、人形遣いが多く住んでいたことが地名の由来だといわれています。永らく芳町花街として栄えてきた一帯には老舗が多く残っており、人形町通りや甘酒横丁を中心に老舗の飲食店や和菓子店や食品店などが連なっています。

1923年創業、江戸前寿司の開祖 与兵衛鮨の流れを組む 㐂寿司

人形町駅から徒歩3分ほどの場所にある 㐂寿司。1923年(大正12年)に、江戸前寿司の開祖と呼ばれる与兵衛鮨で修行をした油井㐂太郎氏が創業した店舗です。屋号は初代のお名前から取られたそう。

という、 㐂寿司さんの外観がこちら。どこか違う時代に来たかのような雰囲気のある店舗に圧倒されます。

あまりに美しかったので、何枚か写真を撮りました。この雰囲気が本当に素敵。

店内に入りました。握りも複数種類があります。こんな素敵なお店に来たのなら、おまかせ以外にチョイスはないです。

一貫目はマグロから。ねっとりと旨みが広がる。

二貫目、ホシガレイ。衝撃的に美味しく、「今の何ですか?」と何度も名前を確認した。ホシガレイってこんなに美味いのか!

続いてトロ。うん、最高だね。イカ。切れ目が入っていないのに(隠し包丁があったのかも)、歯切れがいい。

さらにマグロ系。こってりしているけど、いくらでも食べられる。

赤貝も姿が美しい。宝石みたいだ。

そして、ウニ。甘い、最高だ!白身系、失念。確か柑橘系をかけてくださって、溶けるようになくなった。

煮穴子はホロホロでした。

鰯、だったと思う。意外だな、と思ったけれど、美味しさに納得。
ミル貝。こりこり感最高!

玉子はしっかり甘い。だから美味い。ラストが鉄火巻き。大満足!

大満足、なんだけれど、メニューにあった「おぼろ」が気になったので追加でオーダー。「甘いですよ」と言われたんだけれど、想像以上に甘かった。

最後にあさりの汁でフィニッシュ。美味しい、という言葉を何度発しただろう、なんて考えながら余韻に浸った。

㐂寿司さん、その見た目から「由緒ある老舗!」って雰囲気が出ていて、一瞬入るのを躊躇したんですが、入ってみると雰囲気はとても暖かく、リラックスしながらお寿司を食べることが出来ました。
㐂寿司さんのお寿司は、江戸前の伝統を引き継いでいるので、何かしらのお仕事をされているネタばかり。丁寧に手間暇かけて生み出されるお寿司は、本当に美味しいのだな、と心から感動できました。きっとまた行きます。
ちなみに、dancyuさんに㐂寿司さんの特集があるのですが、これ読むとかなり行きたくなるので注意してみてくださいねw。

———㐂寿司 基本情報———-
〇創業年 1923年創業 / 大正12年創業
〇営業時間
[月~金]
・11:45~14:30
・17:00~21:30
[土]
・ 11:45~21:00
※日曜・祝慈雨 定休日
〇住所
東京都中央区日本橋人形町2-7-13
(食べログ)⇒ 喜寿司 (㐂寿司/きずし) – 人形町/寿司 [食べログ]

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