10代続く絹与の、美しい羊羹3種を購入 / 愛知 豊橋市 1734年創業 (享保19年)

愛知県南東部(東三河地方)の豊橋(とよはし)市は、市中心部が中世から江戸期までは吉田と称され、江戸時代は三河国吉田藩の城下町として、東海道五十三次の二川宿(33番目、市内二川町・大岩町)に続く吉田宿(34番目)の宿場町として、豊川(旧吉田川)水運で吉田湊の湊町として栄えました。1869年(明治2年)の版籍奉還時に伊予国(愛媛県)吉田藩との混同懸念を理由の政府命により、豊川に架橋の豊橋(旧吉田大橋)に因んで豊橋藩と改名し廃藩置県後も地名は継続されました。豊橋竹輪・佃煮・にかけうどん・菜飯田楽・ゆたかおこし・ブラックサンダー等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1734年創業、豊橋有数の歴史を持つ10代続く老舗店 絹与

豊橋駅から徒歩15分ほど、札木駅から徒歩3分ほどの場所、東海道沿いにある絹代。元々呉服店を営んでおりましたが、1734年(享保19年)八代将軍徳川吉宗の時代に、殖産政策の一環として吉田藩の藩命により製糖業に進出したのが創業となっております。吉田藩の御菓子箪笥御用、三州豊川稲荷様の御供物・御茶菓子の御用、鷹司宮家の御菓子司と、歴史と実績のある老舗店です。江戸時代に寒天羊羹が一般的となってからは、羊羹が主力のお菓子となっています。

という絹与さんの外観。コンパクトで可愛い感じのお店です。 店内に入りました。ディスプレイに羊羹がずらり。

少しアップ目で。2色の羊羹とか、すごく可愛い。あんsweetという瓶詰めも売られていました。ロゴが可愛い。

豊橋市内限定ではありますが、お届けサービスもあるそう。届いたらテンション上がるだろうなぁ。
今回はお店から3本自宅に送りました。左から、小豆・常葉木・久礼羽となります。 切り分けた図がこちら。手前の白と紅色のものが久礼羽です。白大福豆を使った羊羹で、柔らかい甘味。美味しい。 見づらいですが、真ん中が常葉木です。抹茶の小豆羊羹と、讃岐産の和三盆糖の小豆羊羹のコンビネーションです。お茶の風味が甘さを引き立ててくれて美味しいです。 ラスト、一番右が小豆羊羹。一番プレーンな味の羊羹です。濃厚な甘味が良いです。美味しい! あまり見た目は変わりませんが、正面からのカットもどうぞ。絹与さんの羊羹、どれも本当に美しく、かつ美味しかったのですが、個人的には抹茶との組み合わせの常葉木が一番好みでした。苦味までもいかないお茶の香りが、程よく甘味を引き立ててくれてとっても上品な味でした。写真がうまく撮れなかったのですが、深い緑と黒い羊羹のコントラストも美しくって。こういう美しい羊羹、また出会いたいな。

↓絹与さんの羊羹は、Amazonでも購入できますよ。

———-御菓子所 絹与 基本情報———-
〇創業年 1734年創業 / 享保19年創業
〇営業時間
・9:00-18:15
※日曜日 定休日
〇住所
愛知県豊橋市呉服町61
(公式サイト)⇒ 和菓子 羊羹 最中 御菓子所 絹与

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