[21/7/23閉店]浅草一古い歴史を持つ金龍山浅草餅本舗で、あげまんぢゅう / 東京 浅草 1675年 (延宝3年)

2021年7月23日をもって閉店されました。

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高級店から大衆店、甘味・軽食・ディナーまで何でも老舗で揃えられる街、浅草。今回は浅草一古いと言われるお店に伺いました。

1675年創業、浅草一古い歴史を持つ金龍山浅草餅本舗

銀座線浅草駅からすぐ側にある、浅草寺へ向かう仲見世通りにあるのが金龍山。創業は1675年「延宝3年)と大変古く、浅草一古いお店と言われています。創業時は桔梗屋という屋号でしたが、浅草寺の住職に献上した際に、浅草寺の山号である金龍山と名乗ることを認められた、という経緯だそうです。

※山号とは、寺院の名前につける称号のことです。有名なものだと比叡山 延暦寺等。浅草寺は山号が金龍山で、金龍山浅草寺、となります。浅草寺には、空から金の龍が現れた、という伝説があり、山号が金龍山となりました。境内に龍を沢山見かけるのもこの伝説から来ています。

こちらが店舗外観。看板にある浅草餅、あげまんぢゅうがメイン商品。

浅草餅は季節限定、かつ、あっても午前中に売り切れてしまうレア商品。今回はもう1つのメイン商品あげまんぢゅうを買いました。あげまんぢゅうは昭和33年から販売されているのだとか。

箱を開けたあげまんぢゅうがこちら。1個単位では販売しておらず、最小5個からの販売です。

こんな感じで中に餡子が入っています。あげまんぢゅうは色んなお店で販売されておりますが、金龍山さんのあげまんぢゅうは、圧倒的に油感が薄くカラッとしてました。凄く食べ易いし美味しい!!!うちの子(10歳児)も「浅草で食べたおやつで一番美味しい」と相当のお気に入りに。

子供と2人で4つを食べ、残りは家で食べようか、と思ってカバンにしまっていたところ、店主のおじいさんに声をかけて頂き、手を拭くティッシュを頂けました。なんて優しいんだ。

当初、実は「小売をしない頑固なお店なのかな」なんて思っていたので、ちょっとビクビクしてたんですね。が、こちらのウェブサイトに書いてある通り、油が着いた手で他の商品を汚さないための配慮、そもそも飲食禁止の境内で食べないようにという配慮(つまり持ち帰って食べるものなんです)、とのこと。知らずにお店の前で食べてしまってすみませんでした…。そんなお客さんにも優しくティッシュを差し出してくれて、子供に声をかけてくれる、本当に優しいご主人でした。味だけでなく、店主のキャラクター含めて、優しくなれる凄く良いお店でした。

———金龍山浅草餅本舗 基本情報———-
〇創業年 延宝3年 / 1675年創業
〇営業時間
8:30~17:30
※水曜日 定休日
〇住所
東京都台東区浅草2-3-1
(食べログ)⇒金龍山

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