伝統を守りつつ創作寿司も提供する喜美寿司 (きみずし) / 三重 桑名市 江戸末期創業

三重県桑名市は、桑名開発の祖である豪族・桑名首(くわなのおびと)の名に由来してその名がとられた街(諸説あり)。木曽三川(木曽川・長良川・揖斐川)の河口に立地し、平安時代より京都周辺と尾張以東との間の物資輸送中継点として、桑名藩11万石の城下町・港町として、東海道53次の42番目・桑名宿として賑わいました。明治中期から昭和初期までは江戸期の桑名米会所を引き継ぎ大阪堂島・東京蠣殻町・山口赤間関と並ぶ主要米穀取引所のあった場所でもあります。七里の渡し場跡の伊勢国一の鳥居は伊勢神宮式年遷宮毎に建て替えられ、ナガシマスパーランド等の観光名所が数多くあります。「その手は桑名の焼き蛤」を生んだ蛤料理でも知られ、安永餅・八壺豆(多度豆)・都饅頭等の名物菓子も多く、歴史と現代とが交錯する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが数多く点在しています。

江戸末期創業、伝統を守りつつ創作寿司も提供する 喜美寿司 (きみずし)

桑名駅から徒歩15分ほどの場所にある 喜美寿司 (きみずし)。江戸末期に創業された寿司店で、既に140年強の歴史をお持ちです。現在はホテルの寿司料亭で修行された5代目の方がお寿司を握られております。

という喜美寿司 さんの外観。暖簾は旧字で㐂美寿司と記載されています。

店頭の看板がこちら。昼も夜もコースっぽく提供してくれます。

こちらがメニュー。握り、ちらし、コースっぽいものまで様々です。

まずは前菜。お寿司屋さんというより、フレンチとかそんな感じのテイスト。美味しい。そしてお寿司。盛り付けがオシャレ!!

ハケが運ばれてきまして、ハケでお醤油をつけて食べます。

お寿司はこんな感じ。小ぶりの食べやすいサイズ。

スプーンに乗ったお寿司や、トビッコと甘エビの盛り合わせ等。いやー、オシャレ。

カッパ巻きはハート形。こういうカッパ寿司初めて!

老舗である、という情報以外あまり持たずに伺ったので、出てきたお寿司を見てビックリしました。上述しましたが、5代目がホテルの寿司料亭で修行されたことで、伝統の技を守りつつ創作寿司へと進出されたそう。お寿司なので勿論和食なんですけれど、ところどころ洋の雰囲気がするのが面白かったです。たまにはこういうお寿司も良いですね。

—— 喜美寿司 (きみずし) 基本情報———-
〇創業年  江戸末期創業
〇営業時間
・11:30~14:00
・17:30~深夜
※水曜 定休日
〇住所
三重県桑名市江戸町12
(食べログ)⇒ 喜美寿司 (キミズシ) – 西桑名/寿司 [食べログ]

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