東京都板橋区の南東寄りに位置する「大山東町」は、東武東上線「大山駅」北口から山手通り・都営三田線「板橋区役所前駅」方面へ向かって広がる、区内の商業と行政・文化機能が結節する利便性の高いまちです。「大山」という地名は、周囲より一段高い地形であったことに由来する説と、江戸時代に相模国(神奈川県)の大山阿夫利神社へ向かう「大山詣(おおやまもうで)」の道筋(富士街道)であったことにちなむという説があり、古くから人々の往来で賑わった歴史を持ちます。現在の大山東町は、旧豊島郡の下板橋や金井窪などの地域を引き継ぎ、1960年(昭和35年)に板橋町から分かれて成立しました。江戸時代の大山詣の記憶に始まり、平和を祈った戦後の商店街のぬくもり、そして区の文化拠点としての顔。そこに新たな高架化と駅前広場という「未来の都市景観」が重なり合っていく、板橋区大山エリアの東の核として力強く進化を続けるまちです。
1914年創業、のしするめから始まり大山で育った板橋の老舗食品メーカー 菊池食品工業 (きくちしょくひんこうぎょう)
東武東上線・大山駅東口から徒歩3分ほど、都営三田線・板橋区役所前駅から徒歩8分ほどの場所、板橋区大山東町に本社を構える 菊池食品工業株式会社。1914年(大正3年)3月3日、創業者・菊池足真彦(たまひこ)氏が珍味「のしするめ」を考案し、東京三河島で製造販売を開始したのが歴史の始まりです。足真彦氏は、漢学者・菊池三渓の孫として三河島に暮らし、風邪をひいたわが子に栄養をつけさせたいという親心から、干しスルメをやわらかくして食べやすくする工夫を重ね、商品化に至りました。当初は最初に売り込んだ日本橋にちなみ「日本橋焼いか」の商標で広まります。1915年(大正4年)に板橋区大山東町へ本社・工場を移転し、以後、板橋を本拠に成長。戦時中は軍の指定工場として「のしするめ」を携行食に納入する一方、佃煮・煮豆の製造も開始。1950年に株式会社化、1954年に「菊池食品工業株式会社」へ商号変更しました。1980年には高温高圧調理殺菌装置を業界で初導入し、「うす甘」「うす塩」「無添加」商品の展開を開始。1990年にはCI導入で旧マーク「きくち」から「味の菊一(ウォームハート)」へ刷新しました。2014年に創業100年、2018年には埼玉工場・函館工場でFSSC22000認証取得。現在は「味の菊一」ブランドで煮豆・佃煮・惣菜・おせちを展開し、創業以来添加物を原則使わない商品づくりと、〈健康創造企業〉という理念を掲げて歩み続ける老舗です。
という、菊池食品工業さんの”いわし甘露煮”を購入しました。国内産のいわし使用です。
原材料はいわし・砂糖・醤油・生姜・水あめ・本みりん・寒天・魚醤等。色々入ってますね。
中身です。しっかり甘くて、とはいえくどさがないのがとても良い。ご飯何杯でもいける系ですね。
わが子の風邪をきっかけに生まれた「のしするめ」から始まったというストーリーが良いし、110年で煮豆・佃煮・惣菜・おせちまで手がける老舗食品メーカーへと拡大した歴史も素敵ですね。大山東町の線路脇で約80年工場を続けたという地域とのつながりがあるのも、長らく続けてきた老舗だからこそですね。「味の菊一」ブランドの煮豆も、色々食べてみたいなぁ。
店舗情報
店舗名:菊池食品工業株式会社
創業年:1914年(大正3年)
営業時間:9:00 - 17:00(本社受付目安)
定休日:土曜日・日曜日・祝日
住所:東京都板橋区大山東町9-9 [地図を見る]
公式サイト:味の菊一|菊池食品工業株式会社