富山県西部(呉西:呉羽山より西の地域)で砺波地区の南砺(なんと)市は、江戸時代は加賀藩領で、2004年(平成16年)に東礪波郡の福野・井波町・城端町・平村・上平村・利賀村・井口村と西礪波郡の福光町との合併で発足し、古来の砺波郡南部であることが市名由来です。井波彫刻・五箇山和紙等の伝統産業があり、諸製造業の工場が立地していて川田テクノロジー・大建工業(創業地)の本店が所在し、木製バット(福光地区)は国産の半数を製造しています。茗荷・舞茸・いわな・城端牛・なんとポーク・種麹・味噌・清酒・五箇山豆腐・利賀豆腐・干し柿・米菓(しろえびせんべい等)・栃餅・利賀蕎麦・かぶら寿司等の特産品・郷土食があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・和洋菓子店・製菓会社・食品店・酒蔵・割烹旅館などが残っています。
1916年創業、世界遺産五箇山の名物・五箇山豆腐を作り続ける 喜平商店 (きへいしょうてん)
上梨のバス停から徒歩2分ほど、城端(じょうはな)駅から車で25分前後の場所にある 喜平商店。1916年(大正5年)に創業した、五箇山豆腐の専門店です。富山の五箇山は、岐阜の白川郷と共に合掌造りの建物がある世界遺産認定されている場所で、その五箇山の名物が「縄で縛っても形崩れしない」とされている、ちょっと硬めのお豆腐です。喜平商店さんは、そんな五箇山豆腐の専門店なのです。
という喜平商店さんの、いぶりとっぺ、を購入しました。燻製した五箇山豆腐です。燻製なので、いぶりがっこ、からインスパイアされた名前でしょうか。とっぺは豆腐のことで、五箇山での呼び方とのことです。 裏側です。固いお豆腐が、さらに強く見えますね。
切り分けて食べました。燻製香のあるお豆腐で、チーズに近い味わいがあります。そのままだとちょっと味が薄いので、一味マヨネーズ、ワサビ醤油をつけて食べましたが、どちらも相性良かったです。もうちょい引きでどうぞ。
五箇山豆腐は、富山の郷土料理店で田楽のような形で食べたことしかありません。今回も燻製なので本来の味からはちょっと離れている気がするので、今度は五箇山豆腐そのものを食べてみたいです。ということで、お店に行かねばです(が、結構行きづらい場所にありますw)。
———-喜平商店 基本情報———-
〇創業年 1916年創業 / 大正5年創業
〇営業時間
・7:00 – 19:00
※定休日なし
〇住所
富山県南砺市上梨608
(公式サイト)⇒ 五箇山とうふ | 喜平商店