静岡県中部で志太平野(大井川扇状地)北東の駿河湾に沿う焼津(やいづ)市は、江戸時代から鰹漁が盛んで漁業水揚額では全国一位の遠洋漁業基地である焼津漁港(焼津港・小川港)を擁する全国有数の水産都市で、焼津さかなセンターで知られ、静岡市のベッドタウンでもあります。地名は古事記・日本書紀に登場し、日本武尊(やまとたけるのみこと)東征時の賊衆襲撃に際し草薙剣(くさなぎのつるぎ、天叢雲剣、三種神器の一つで熱田神宮神体)で葦を薙ぎ倒し火を放ったとの神話が由来とされていて、江戸時代は田中藩領でした。海産魚介類(鰹・鮪・鯖・鯵・海老・しらす・桜海老等)・鰻・鰹節・黒はんぺん・苺・梨・胡瓜・トマト・薔薇・清酒等の特産品や焼津おでん・バリ勝男クン等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品店などが数多く点在しています。
1902年創業、鰹・鮪の加工品販売を行う カネオト石橋商店
焼津駅から車で4分ほど、静岡駅から車で30分ほどの場所にある カネオト石橋商店。1902年(明治35年)に石橋音吉氏が、焼津の浜通りで前浜に水揚げされる鰹(かつお)を使って、なまり節製造をはじめたことで、その歴史がスタートしています。カネオト石橋さんの名は初代の石橋音吉氏に由来するそうです。現在は4代目の石橋利文氏が代表をつとめられています。
というカネオト石橋商店さんから、鰹つなカレー&鮪つなカレーをお取り寄せしました。
まずはカツオから。パッケージには「漁師のカレー」と書かれています。
中身はこんな感じ。出汁が効いているのか、お蕎麦屋さんのカレーっぽくて美味しい。
そしてもう1つの鮪つなカレーも。
マグロのほうも美味しかった!こっちも出汁感あって良い。
鮪しぐれも購入しました。
現物撮り忘れたのでパッケージの裏側を。焼津で揚がったびん長まぐろを使って作られています。
カツオ&マグロのカレー、どんな味なんだろう?と多少不安になりながら食べたのですが、出汁が効いたお蕎麦屋さんっぽいカレーで、かつ、具材としてのお魚もホロホロした食感がとても美味しかったです。魚のカレーってすごいのになんであんまりないんだろう?(って、原材料費が高いからだな、多分…)。鮪のしぐれも美味しかったのでまた買いたい。公式サイトから購入できますよ。
———カネオト石橋商店 基本情報———-
〇創業年 1902年創業 / 明治35年創業
〇営業時間
・9:30-17:30(販売所 10:00-17:00)
※火曜日(隔週)、土曜日、祝前日 ※夏季・冬季休業あり
〇住所
静岡県焼津市城之腰91-5
(公式サイト)⇒焼津海産本舗 カネオト石橋商店