龜屋の芋せんべい初雁焼(はつかりやき)、めちゃくちゃ美味い / 埼玉 川越 1783年創業 (天明3年)

埼玉県川越市は、平安時代に河越館を構えた豪族河越氏に由来。武蔵国入間郡の昔から武州支配の地理的要衝で、江戸時代に武州一の大藩であった親藩・譜代の川越藩は酒井忠勝・堀田正盛・松平信綱・柳沢吉保など大老・老中クラスの重臣や御家門の越前松平家が配されました。小江戸”と呼ばれる市内には震災・戦災を免れた歴史的な街並み・建造物が数多く残り、川越城(初雁城)・喜多院・仙波東照宮・菓子屋横丁等々の多くの観光名所が賑わっています。芋菓子・団子等の和菓子や茶・清酒・醤油などの伝統的名産品も多く、会席料理・鰻・蕎麦・鋤焼き・洋食等の料理店が何軒も点在し、各分野で老舗が数多く残っています。

1783年頃創業、川越の地で200年以上お菓子の製造・販売を続ける 龜屋

川越駅から徒歩15分ほど、仲町バス停からすぐそばの場所にある 龜屋。創業は1783年(天明3年)とされていますが、これは取引履歴が残っている年であり、さらに古い歴史があるのでは、とのことです(天明の大飢饉のさなかでの創業が考えづらいため)。

亀屋さんは、長野県中野市上笠原で生まれた初代の方によって創業されました。当時、関東では江戸に次ぐ規模であった川越で、亀屋新井清左衛門方にて修行し、暖簾分け店として「龜屋」の屋号をつけられたそうです。

という龜屋さんの外観がこちら。かなり込み合っていたので上部の写真だけで失礼します。 店舗に入りました。川越名物の芋を使ったお菓子が沢山あります。目移りするほどのお菓子の数!生菓子や最中等もあり、欲しいものが沢山あり過ぎますね…。

今回はこちらの初雁焼(はつかりやき)を買いに来ました。こちらは5代目のご主人が新しいさつま芋品種「紅赤」を使って開発をしたお菓子です。川越城の別名である「初雁城」に因み「初雁焼」と名付けられたそう。 ということで買ってきました。五代目考案と書かれていますね。

こちらが初雁焼の中身。薄く焼かれたサツマイモが超美味い!

初雁焼(はつかりやき)を始めてみた時、「やけにシンプルなお菓子だな…」とちょっと不安になったのですが、食べてみてその美味しさにビックリ。長く生き残ってきたお菓子の素晴らしさの力を思い知った次第です。今度は他のお菓子も食べてみたい!

———龜屋 基本情報———-
〇創業年 1783年創業 / 天明3年創業
〇営業時間
9:00~18:00
※無休
〇住所
埼玉県川越市仲町4-3
(公式サイト)⇒ 埼玉県川越市の株式会社龜屋|創業230年余りの歴史がある和菓子屋

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