日本初の24時間営業店、兼、日本初のガード下飲食店いわさきで、カツ丼を食べる / 東京 有楽町 1920年創業 (大正9年)

江戸時代には大名屋敷や南町奉行所などがあり、戦国大名で茶人の織田有楽齋(織田長益)の屋敷跡が有楽原と呼ばれていたことに由来する千代田区有楽町。昭和32年には百貨店のそごうが大阪から進出してJR有楽町駅前に東京店を開業し(平成12年閉店)、そのCMソング『有楽町で逢いましょう』で町の名が全国に広まり、昭和40年にはJR有楽町駅前再開発で東京交通会館が開業しています。昭和末期から平成中期にかけての駅周辺再開発で有楽町マリオン(通称)始め新ビルなどが次々と開業して新旧交代の様相ですが、東京交通会館内などに老舗の飲食店などが残っています。

1920年創業、日本初の24時間営業店でありガード下飲食店である いわさき

有楽町駅から徒歩5分ほど、日比谷駅から徒歩2分ほどの場所にある いわさき。1920年(大正9年)に、有楽町のガード下で創業した日本初のガード下飲食店舗です。第二次世界大戦後、線路脇の現在地に移転されてきました。いわさきさんは、日本初の24時間営業の店舗とのことですが、それは店舗の近くに、かつて新聞社が3社あったことに起因するそうです。ちなみに渡辺プロダクションさんがお隣にあったこともあり、ナベプロ社長も大好きなお店だったそうですよ。

という、いわさきさんの外観はこちら。周囲のビルが新しく建て替わる中、昔ながらを守り続けている、といった感じの見た目です。

入り口には各種定食が。有楽町駅そばで1000円以下の定食が豊富なのは、かなりありがたいですね。

中に入りました。定食の副菜系がすでに用意されています。これが回転率の高さの秘訣なのでしょうね。

店内には創業時のお写真と、日本初のガード下飲食店、24時間営業店の説明書きです。

今回はカツ丼をオーダー。いわさきさんといえば、カツ丼の上の部分とご飯を別々に出す”ワカレ”が名物の一つなのですが、お忙しい時間帯だったので遠慮して普通のカツ丼をオーダーしましたw。ざ・普通のカツ丼ですが妙に美味い。 お味噌汁はこんな感じ。天かすが浮いています。いわさきさんは、有楽町の駅近で、リーズナブルかつ回転が速く、そしてちゃんと美味しい、という人気が出るのが分かりやすいお店で、お昼時いつもかなり込み合っています。こういうおふくろの味的なお店、定期的に行きたくなっちゃいますものね。こういう偉大な定食屋さんには末永く頑張っていただきたいです、はい。

——–いわさき 基本情報———-
〇創業年 1920年創業 / 大正9年創業
〇営業時間
・11:00~14:30
・17:00~20:00
※土・日・祝 定休日
〇住所
東京都千代田区有楽町1-6-9
(食べログ)⇒ いわさき – 日比谷/定食・食堂 [食べログ]

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