糸屋製菓店の翁羊羹、渋沢栄一シール付き / 埼玉 深谷市 1908年創業 (明治41年)

埼玉県北部で利根川と荒川との間の深谷(ふかや)市は、1955年(昭和30年)に大里郡深谷町と4村とが合併して発足した旧深谷市が2006年(平成18年)に3町と合併して現市となり、澁澤榮一出身地として、また同氏等設立の日本初機械式煉瓦工場による東京駅等に使用された煉瓦製造で知られています。地名由来には、太古の利根川の氾濫頻発で台地下の谷にできた低湿地説・低湿地繁茂の折り重なる萱の伏萱(ふせがや)転訛説等があります。県下有数の農業地帯として生産量日本一の深谷葱・同2位のブロッコリー・ほうれん草・スイートコーン・深谷牛・百合・チューリップ等が特産で、煮ぼうとう・豚ロース味噌漬などの名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・食品会社などが残っています。

1908年創業、養蚕・生糸を扱っていたことから名がついた菓子店 糸屋製菓店

深谷駅から徒歩10分ほどの場所にある 糸屋製菓店。1908年(明治41年)に初代となる伊八氏が創業した菓子店です。伊八氏の生家は農家兼養蚕業を営んでおられ、養蚕・生糸を扱っていたことから、「糸屋」と呼ばれていたそうです。「和菓子を通して人々が生糸の様に美しい良縁に繋がるように」という願いを込めて、糸屋製菓店と名付けられたそうです。

という、糸屋製菓店の外観をどうぞ。瓦の感じ、扇のような看板、暖簾と完璧なルックスですね。
看板です。名物のおきな最中、おきな羊かん、五家宝の価格が載っています。
店内に入りました。もうこの雰囲気が好きすぎます。ゆっくりと時が流れているお店だなぁ、と。
ディスプレイの様子です。羊羹を買いにきたんですけど、ものすごく最中に惹かれている図です。
かなり悩んだのですが、今回は翁羊羹を購入しました。名物の二つに翁とついているのは、初代店主の伊八氏が能の翁面を愛していたことから、この名がついたそうです。
購入する際に「渋沢栄一シールを貼るか」と聞かれ、当然「YES!」と答えたら、こんな感じで貼ってもらえました。我々はみんな渋沢栄一が大好きですもの、貼ってもらわねば。
袋を開けた図です。まさに翁面のデザインですね。
切り分けた図です。滑らか&柔らか食感の羊羹でした。幸せな気持ちになれる味です。

実は翁という商品名を見た時に「渋沢栄一翁」のほうから来ていると思い込んでいたので、お店に入って翁面だったのか!と気が付きました。よくよく考えたら、創業時期から考えると渋沢氏ではないよな、と当たり前のことを気がついたり。次回は最中を買いたいです。本店限定のカカオ餡がとても気になっております。

—–糸屋製菓店 基本情報———-
〇創業年 1908年創業 / 明治41年創業
〇営業時間
・9:00 – 17:00
※水曜日 定休日
〇住所
埼玉県深谷市深谷町8−5
(公式サイト) ⇒糸屋製菓店|伝統製法の翁最中 – 翁羊羹 – 五家寶 – あんドーナツ<

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