井上菓子舗の花しぶき・栗羊羹 / 富山 氷見市 1877年創業 (明治10年)

富山県北西部で能登半島の根元の東側に位置する氷見(ひみ)市は、好漁場である富山湾西岸の諸漁港で水揚げされる豊富な海産物で知られています。特に重要な特定第3種漁港としては全国13港(本州・九州のみ)の一つである氷見漁港では氷見魚市場も設置され、近年では約8割が安土桃山時代に発祥した定置網漁法による漁獲で、春の鰯・夏の鮪、特に冬の氷見鰤(寒鰤)が名産品です。地名由来には、蝦夷防備の狼煙(のろし)監視場の“火見”説・海越しに見える立山連峰の万年雪から“氷見”説・海が干し上がった陸地の“干海”説等の諸説があります。古刹・光禅寺は漫画家の藤子不二雄A(安孫子素雄)の生家として知られ、市内には氷見温泉郷・氷見漁港場外市場(ひみ番屋街)等の多数の観光名所・施設、氷見牛・氷見うどん等の特産品・郷土食や金鍔等の名物も多く、老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1877年創業、お菓子製造販売・砂糖の量り売り等から始まった 井上菓子舗

北大町西のバス停から徒歩10分ほど、氷見駅から車で8分前後の場所にある 井上菓子舗。1877年(明治10年)に井上安太郎氏が氷見市新道(現・栄町)にて和菓子店を立ち上げ、落雁や金華糖などの砂糖菓子作り、砂糖の量り売り、お酒等を販売し始めた創業です。現在は本店と番屋街店の2店舗を運営されています。

今回は本店にお伺いしています。昔ながらの外観が素敵です。
正面からの写真も一枚どうぞ。 店内に入りました。お菓子が沢山並んでいます。
いやぁ、悩みますね。 羊羹も美味しそう…!

お店の方にお伺いし、昔からの定番と最近の売れ筋をお伺いしました。創業時からの看板メニューの1つは羊羹だそうです。今回は栗羊羹をチョイス。

パッケージ裏側です。シンプルな見た目で良いですね。
取り出した図です。こういう一口羊羹増えて、絶対マーケット広がったよね。
そしてこちらは、最近の売れ筋でお伺いした氷見さぶれ・花しぶきです。 パッケージ裏側です。小麦粉系の焼き菓子といった感じ。
取り出した図です。アーモンドが良い感じのアクセントになっていて美味しかった!

井上菓子舗さんは今回購入した2種類以外にも、鰤大敷(ぶりおおしき)という名のブリ漁で使う定置網を模した最中や、和三盆の干菓子・磯しぶき等様々なお菓子があり、それぞれ地域に根ざしたお菓子名が付けられているのが素敵です。氷見に行った時にまた寄りたい。

—– 井上菓子舗 基本情報———-
〇創業年 1877年創業 / 明治10年創業
〇営業時間
・9:00-18:00
※水曜日 定休日
〇住所
富山県氷見市栄町10-56
(公式サイト)⇒ 富山県氷見市 和菓子製造・販売 氷見番屋街 井上菓子舗

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