浅野屋本舗 本店で、くずもち&焼うどんランチ / 東京 池上 1752年創業 (宝暦2年)

大田区池上は、かつては洗足池を中心とする亀が多い湿地帯で「池亀」と称されていたから、洗足池の端に位置するから、当地を領していた池上氏に因む等、由来には諸説があります。町は約740年前に日蓮が開基した日蓮宗大本山本門寺(池上本門寺)の門前町として栄え、今も信者や行楽客で賑わっています。また池上は関東独特の久寿餅(くずもち、グルテンを分離させた小麦粉の浮き粉を発酵)発祥の地との説もあり、門前町や東急電鉄の池上駅周辺などには、老舗の飲食店・久寿餅店等の和洋菓子店・食品店などが残っています

宝暦2年創業、260年以上の歴史を持つくずもち屋、浅野屋本舗 本店

東急池上線、池上駅を出てすぐそばにある、宝暦2年創業の浅野屋本舗さんのお店があります。店頭での販売に加えて、喫茶室の中で軽食と共に楽しむことが出来ます。今回は喫茶室に入りました。

メニューはこちら。くずもち、ところ天、豆かん、あんみつ、葛きり等々に加えて、夏はかき氷もあります。

が、注目すべきは、右側のかき氷の上にある「きのこの焼うどん」というメニュー。焼うどんにミニくずもちが付いて830円。初心者はここからスタートするしかありません(実は浅野屋さん、はじめてです)。

くずもち屋を示す王道セット、きな粉と黒蜜を見つめながら、セット到着を待ちます。

どーん、これが焼うどん&ミニくずもちのセットです。
この焼うどん、正直あんまり期待していなかったんです。だって、甘味処にある食べ物ですから。が、これがとても美味しくてビックリ。醤油の味と、ほんのり香るお出汁の感じがマッチして、とても美味しかったです。

くずもちはもちろん黒蜜かけて頂きます。同じ池上にある池田屋さんと比較すると、浅野屋さんのほうがあっさりしているかも?。どちらも美味しいので、ぜひ食べくらべて、自分のくずもち好みを見つけて頂ければと。
(池田屋さんの茶飯とのセットも捨てがたいですしね)。

浅野屋さんは、くずもちが名物ではありますが、焼うどんのために再来訪しそうな勢いです。これまで食べた焼うどんの中で最高峰に美味しい焼うどんでした。看板商品だけでない、美味しさを発見できると、老舗訪問がますます楽しくなりますね。

——-基本情報———-
・創業年
宝暦2年 / 1752年創業
・営業時間
定休日 月曜・木曜
・売店開店 午前9時15分
・売店閉店 売り切れ次第(およそ午後5時前後)
・喫茶室開店 午前11時30分
・喫茶室ラストオーダ 午後4時30分
・住所
東京都大田区池上6-2-15

公式サイト ⇒ くずもち 浅野屋本舗

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