埼玉県草加市は、江戸時代は大半が天領で、日光街道・奥州街道の江戸から2番目の宿場町・草加宿として栄え、周辺部では稲作が盛んであった場所。地名由来は綾瀬川右岸の“そが(砂地の意味)”とされていますが、徳川秀忠が鷹狩りで舎人(とねり、現・東京都足立区)宿泊の際に原野の草木刈りをして新道を造成したところ“草の大功”故に“草加”と命名させたとの説もあります。全国に知られる“草加煎餅”は米どころの上に醤油産地の野田(現・千葉県)に近く、大勢が往来する宿場町であったことにより江戸時代からの名物となりました。今も市内には数十軒の煎餅店があり、老舗も多数残っています。
1865年創業、茶屋からお煎餅屋へと業態転換した いけだ屋
東武スカイツリーライン 谷塚駅から徒歩9分ほど、草加駅から徒歩16分ほどの場所にある いけだ屋。1865年(慶応元年)に、草加の地でお茶屋”おうめだんご”を営業されていた相澤岩吉氏が、せんべい屋へと業界転換され創業された草加せんべいを製造・販売するお店です。二代目となったのは、岩吉氏が浅草の商家から養子に迎え入れた池田国蔵氏。そのまま池田姓を名乗ることとなった彼は、屋号を”いけだ屋”と変更し、現在のいけだ屋さんへとつながっていくそうです。
という、いけだ屋さんの外観。隣に駐車スペースもあります。 店内に入りました。沢山の種類のお煎餅、あられが並んでいます。これは悩むね。 いけだ屋さんのお煎餅は様々な賞も受賞されていました。こちらは名誉総裁賞(意匠部門)の賞状。凄い! 今回購入したものその1、こだわり炭火手焼せんべい。他と比べて高価なお煎餅です。オープンした図がこちら。焼き色が美しい…。パリパリ感も醤油の塩味も最高にちょうど良い。美味しい!
もう一品購入したのが、こちらの草加からっとのシリーズ。色んなフレーバーが出ているあられで、今回はガーリックバター味を購入しました。 こんな感じの見た目です。あられとガリックってめちゃくちゃ合いますね。個人的には、パスタに合うものは、あられ&煎餅系と相性が良い説を唱えているのですが、まさにこれがその1つ。手が止まらなくなる系のお菓子なので、危ないですw。
いけだ屋さんには、「草加 彩」、「こしひかり 草加」、「あきたこまち 特選草加」、「おひとつ」等々、様々な賞を受賞したお煎餅がまだまだ沢山あります。また、手焼きの体験も提供されていたり、と訪問しても楽しめそう。ということなので、きっとまた行き、手焼きと別の商品をゲットしたいと思います。
——-いけだ屋 基本情報———-
〇創業年 1865年創業 / 慶応元年創業
〇営業時間
※無休
〇住所
埼玉県草加市吉町4-1-40
(公式サイト) ⇒草加せんべい製造販売・いけだ屋|埼玉の名産・特産