新潟県西部で日本海の佐渡島(さどがしま/さどしま)全域を市域とする佐渡(さど)市は、2004年(平成16年)に佐渡島内全市町村(両津市及び佐渡郡の相川町・佐和田町・金井町・新穂村・畑野町・真野町・小木町・羽茂町・赤泊村)が合併して発足しました。両津地区(両津港)及び小木地区(小木港)で本州と結ばれ、主要4島・北方領土を除き日本の島嶼では沖縄本島に次ぐ面積です。佐渡の地名由来には、山に挟まれた狭い平地の意味の“さと(狭門/狭処/狭戸)”説・湿地を開発した土地の意味の雑太郷/沢田説があり、古くは佐度/佐土とも表記されました。佐渡箪笥・米(佐渡産こしひかり)・おけさ柿(羽茂地区)・おぎビオレー(小木地区の黒いちじく)・南岸の温州蜜柑(北限栽培地)・寒鰤・南蛮海老(甘海老)・烏賊・ずわい蟹・養殖牡蠣(加茂湖)等の特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和洋菓子店・酒蔵(複数)・旅館などが残っています。
1872年創業、音楽演奏・超音波振動・遠心分離機の利用等イノベーティブな酒造りを行う 北雪酒造
浦津のバス停から徒歩2分ほど、両津港から車で45分前後の場所にある 北雪酒造。1872年(明治5年)に、個人商店として創業した酒蔵です。1948年に有限会社羽豆酒造場を設立し、1993年に現在の社名である北雪酒造に変更されています。北雪酒造といえば、音楽演奏・超音波振動・遠心分離機の利用等イノベーティブな酒造りを行うことや、松久信幸シェフとロバート・デ・ニーロが共同創業したレストランNOBUにて独占契約をしていることでも知られています。
という、北雪 大吟醸YK35を購入しました。酒米・山田錦を35%まで磨いた同社の代表銘柄です。Yは山田錦、Kは熊本協会酵母9号、35は25%磨きを意味しています。NOBUで出されている日本酒ですね。
今回は100mlのミニボトルを購入しています。それでも良いお値段しましたが、このサイズから少量で試せるのはありがたいですね。白ワインのようなフルーティーな香りがしつつも、日本酒らしいお米の旨さがしっかりあって凄く美味しかったです。
そしてもう一つ購入したのが、朱鷺の國カップ酒です。こちらは購入すると、朱鷺の保全に寄付されるプロダクトになっています。
パッケージ横側です。朱鷺が飛んでいますね。
パッケージ上部です。北雪さんは、このロゴがカッコ良いですよね。
北雪 大吟醸YK35、ずっと飲みたかったのですが、たまたま長岡出張した際に買うことができ、やっと飲むことができました。フルーティーだけど、米の旨味をしっかり感じる、そして同時に旨味がさっと消える飲みやすさがあって、と今まで飲んだ日本酒と比べかなり異質で美味しかったです。これが日本酒の最先端の一つなのね、という感じがしました。また飲みたいし、蔵に行きたいです。
——北雪酒造 基本情報———-
〇創業年 1872年創業 / 明治5年創業
〇営業時間
・9:00 – 16:30
※定休日なし
〇住所
新潟県佐渡市徳和2377−2
(公式サイト)⇒ 北雪酒造|佐渡島から世界へ羽ばたく 日本酒 HOKUSETSU