ヒガシマル醤油の、うどんスープ & ちょっとぞうすい / 兵庫 たつの市 天正年間創業(1580年ごろ)

兵庫県の南西部に立地する“たつの市”は、2005年(平成17年)に龍野市及び3町が合併して生まれました。龍野は、古代に当麻蹴速(たいまのけはや)と取り組んで角力(相撲)元祖とされ、殉死風習に代わる埴輪制度を案出した野見宿禰(のみのすくね)が当地で没した際に揖保川の石で墳墓造営のために出雲から来た人々が野に立ち並んだ故事による立野が転訛した地名とされています。揖保乃糸(いぼのいと)は当市始め3市2町でのみ生産される兵庫県手延素麺協同組合の商標です。醤油醸造は、播磨平野の播州小麦、佐用・宍粟(しそう)地域の“三日月大豆”、赤穂の塩、揖保川・瀬戸内海の水運に恵まれ、1587年(天正15年)頃に始められ、1666年(寛文6年)に“淡口醤油”が開発されてその代表的産地となりました。市内には老舗の飲食店・和菓子店・醤油醸造会社などが複数残っています。

1580年頃創業、淡口醤油の代表的メーカー ヒガシマル醤油

本竜野駅から徒歩8分ほど、姫路駅から車で25分ほどの場所にある ヒガシマル醤油。1580年頃(天正年間)に創業された、淡口醤油(うすくちしょうゆ)の代表的メーカーとなります。淡口醤油は寛文6年(1666年)に龍野で生まれたとされ、ヒガシマル醤油のルーツにあたる菊屋(文禄年間に宮中から屋号を賜る)が、京都・大阪に龍野醤油(淡口醤油)に販路を広げられています。菊屋はその後、1869年(明治2年)に龍野藩の物産蔵で淺井醤油として創業され、1949年(昭和24年)にヒガシマルブランドに変更されています。ヒガシマルとは、淺井醤油に藩から払い下げられた直営醤油醸造所「物産蔵」が〈東蔵〉にあったことから、この名がついたとのことです。

と、説明が長くなりましたがヒガシマル醤油さんです。お醤油屋さんルーツですが、関西だとうどんスープ、ちょっとぞうすい、ちょっとどんぶり辺りの地名度が高いんじゃないでしょうか。うどんスープのCM、めっちゃ良く見た記憶がある。
まずは、ぶっかけそうめんつゆから。ヒガシマル醤油さんがある たつの市は揖保乃糸ブランドの素麺で有名な土地ですしね。

で、素麺と共に。素麺は同じたつの市の1877年創業・森口製粉製麺さんの揖保乃糸です。相性バッチリですね。

そして、ヒガシマル醤油さんといえば、うどんスープですよね。
裏側はこんな感じ。お湯に溶かすだけで関西風のだしが手軽に! こんな感じの粉末スープです。 手元にあるうどんが、佐藤養助さんの稲庭うどんのみだったので、稲庭うどん✖️関西風だしとなりました。
そして、ちょっとぞうすい。
こちらはご飯に入れて沸騰させれば完成。
ヒガシマル醤油さんの商品ってほんと手軽で良いですよね。
ご飯が多めに余っていたので2人前作りました。やっぱこの出汁の味、好きだなぁ。

ヒガシマル醤油さんのうどんスープ、実家(三重県)にいる時は知らなかったのですが、大学で関西に住み始めてCMで見かけたのがきっかけで購入するようになりました。で、手軽なのに衝撃を受けたのですよね。今や関東でもうどんスープは見つけやすくなったので嬉しい限りです。生まれと育ちの影響もあるのでしょうけど、関西風だしで食べるうどん、大好きなんですよね。

↓楽天でも購入できますよ。

 

———-ヒガシマル醤油 基本情報———-
〇創業年 天正年間創業(1580年ごろ)
〇営業時間
・本店のため割愛
〇住所
兵庫県たつの市龍野町富永100番地の3
(公式サイト)⇒ ヒガシマル醤油

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