新潟県中南部の長岡市は、人口が県下第2位で中越地方の中心都市であり有数の豪雪地帯。江戸時代は堀家を経て牧野家の長岡藩・長岡城の城下町で、1870年(明治3年)に支藩・三根山藩からの窮乏支援米を教育費に充てた“米百俵”の逸話で知られています。コシヒカリ・大口蓮根・清酒(清泉等)・栃尾あぶらげ等の特産品や長岡生姜醤油ラーメン・イタリアン・洋風カツ丼・笹だんご等の名物も多数あり、市内には老舗の和菓子店・食品店などが点在しています。
1842年創業、上野寛永寺の許可を得て酒造りを始めた 長谷川酒造
東摂田屋のバス停から徒歩2分ほど、宮内駅から徒歩18分ほどの場所、 摂田屋エリアにある 長谷川酒造。1824年(天保13年)に、初代となる重吉氏が上野寛永寺に酒造の許可願が受理されたことが創業となります。摂田屋は幕府の天領であったため、許可願を出したのが地元でなく江戸になったとのこと。長谷川酒造さんはほとんど全ての工程を、昔ながらの手作業でお酒造りをされていることが特徴です。蔵は国登録有形文化財に認定されています。ちなみに戊辰戦争時に河井継之助が訪問したこともあるのだとか。
という、長谷川酒造さんの外観です。
パッと見お家のようにみ見えましたが、中が販売スペースになっています。
手前にあった看板です。長谷川酒造さんの歴史、そして建物の特徴についてまとまっています。
店内に入りました。お酒がずらりと並んでいます。お部屋、そして欄間がカッコ良いのが印象的でした。
お酒をアップで。 越後雪紅梅(せっこうばい)、初日正宗(はつひまさむね)、越後長岡城が代表銘柄とのこと。
別の商品です。右に見えるのが代表銘柄の1つ、越後長岡城ですね。
建物の説明文は、店内にも置いてありました。
昔の外観の絵になります。この頃の蔵の様子もカッコ良いなぁ。
ということで、今回は純米大吟醸 越後 雪紅梅を購入しました。こういう高級酒が300mlから買えるのはとても嬉しいですね。
ラベルアップでどうぞ。
ラベル右側です。お米は美山錦100%で精米歩合は45%とかなりの量を磨いています。
味は大吟醸らしい甘味のあるすっと飲めるお酒で、辛口っぽいキリッと感があとからやってくる感じの飲みやすいお酒でした。少量のアテをつまみながら、ちびちび飲んで過ごすのに向いていそうなお酒です。ちょっと良いことがあった時に余韻に浸りながら飲みたいタイプのお酒だなと感じました。
——長谷川酒造 基本情報———-
〇創業年 1842年創業 / 天保13年創業
〇営業時間
・9:00 – 12:00
・13:00 – 16:30
※土曜・日曜 定休日
〇住所
新潟県長岡市摂田屋2丁目7−28
(公式サイト)⇒ 長谷川酒造株式会社