富山県西部(呉西:呉羽山より西の地域)で高岡地区の射水(いみず)市は、2005年(平成17年)に新湊(しんみなと)市と射水郡3町・1村との合併で発足し、富山・高岡に次ぐ県内第3位の市です。江戸時代は加賀藩領で、神通川・庄川間の射水平野は中小河川・地下水に恵まれ、古くから称された水の湧出の意味のイ・ミズ(伊弥頭・伊美都等)が、奈良時代に射水となったとされます。魚介類(しろ海老<地元でしら海老>・甘海老・ずわい蟹・鰤・ほたるいか・げんげ・ばい貝等)・農作物(米・白葱・里芋・梨・西瓜・糸瓜等)・醤油・味噌・銘菓(絹鹿の子・雄鷹等)・洋焼菓子・置き薬等の特産品・名物があり、市内には老舗の料理店・和菓子店・食品店・食品小売店などが残っています。
1932年創業、ダイオウイカを”干スルメ”に加工した射水の水産加工会社 浜常食品工業 (はまつねしょくひんこうぎょう)
二十六町公民館前のバス停から徒歩4分ほど、北陸自動車道・富山ICから車で30分前後の場所、射水市七美に拠点を置く 浜常食品工業株式会社。1932年(昭和7年)、浜常次郎氏が旧新湊エリア(現、射水市堀岡明神新)で「浜常商店」として創業した、射水の水産加工会社です。1967年に有限会社浜常商店として法人化、1972年11月に浜常食品工業株式会社を設立、1989年11月に工場を現在地の射水市七美へ移転し、佃煮・惣菜分野へ注力していきました。近年の象徴的な出来事として知られるのが、富山湾で水揚げされたダイオウイカの加工です。2014年11月に水揚げされた個体を干スルメとして展示し、2015年1月の別個体の水揚げを契機に展示用加工のノウハウが蓄積、県の食品研究所で安全性確認を行ったうえで試食提供も実施しました。リュウグウノツカイを干物加工した経験もある、富山湾の珍しい魚介と向き合い続ける水産加工会社です。
という、浜常食品工業さんの”にしん昆布巻”を購入しました。パッケージの色合いがレトロで良い。
パッケージ裏側です。昆布は中国産です。というか、昆布って中国でもとれると今回初めて知りました。
切り分けた図です。にしんも昆布もめっちゃ美味い。何度も書いてますが、東京だと昆布巻がお正月シーズン以外あんまり売ってないんです。手軽に買える富山が羨ましい。
浜常食品工業さんはダイオウイカやリュウグウノツカイを干物に加工する、独自の存在感を持つ射水の水産加工会社です。ダイオウイカのスルメはウェブサイトを見ると会社に飾ってあるようにも見えるので、まだあるなら見に行きたいなぁ。と、食べられるなら食べたいよね、やっぱり。