濱金で、バター入りの佃煮や、まぐろ生姜煮など / 愛知 豊橋市 1874年創業 (明治7年)

愛知県南東部(東三河地方)の豊橋(とよはし)市は、市中心部が中世から江戸期までは吉田と称され、江戸時代は三河国吉田藩の城下町として、東海道五十三次の二川宿(33番目、市内二川町・大岩町)に続く吉田宿(34番目)の宿場町として、豊川(旧吉田川)水運で吉田湊の湊町として栄えました。1869年(明治2年)の版籍奉還時に伊予国(愛媛県)吉田藩との混同懸念を理由の政府命により、豊川に架橋の豊橋(旧吉田大橋)に因んで豊橋藩と改名し廃藩置県後も地名は継続されました。豊橋竹輪・佃煮・にかけうどん・菜飯田楽・ゆたかおこし・ブラックサンダー等の名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店などが残っています。

1874年創業、江戸からやってきた佃煮を三河に伝えた 濱金

豊橋駅から徒歩13分、札木駅から徒歩1分ほどの場所にある 濱金 魚町本店。1874年(明治7年)に、髙坂富太郎氏によって、現在本店のある場所で、佃煮製造業として創業されました。現在は4代目の髙坂彰一氏が代表をつとめられています。

という、濱金さんの外観。昔ながらのお店感があってカッコ良い。 もう少し横からのカット。看板の緑と赤の文字もレトロで良いですね。 中に入りました。計り売りでいろんな佃煮が買えます。計り売り以外にも、もう少し日持ちするパック系の商品があったので、今回はそちらを中心に購入しました。 購入物その1、こくまるあさり。隠し味にバターが入っているのが特徴です。
じゃじゃん。佃煮の後に、洋風な甘味がふわっと後に残る感じ。少し不思議な味ですね。 説明紙はこちら。なるほど、パンに合う佃煮として開発したそうです。食べ終わってから気付いて試せておりませんw。

もう一つが、きさめまぐろ生姜煮。 ご飯に乗っけて食べました。ハズレのない味ですね。美味い!鮪の角煮佃煮と生姜を合わせたもの。生姜が入ると時雨感が強くなりますね。

濱金さんの説明も入ってました。元々佃煮は、大阪摂津の佃村の漁師が江戸幕府に招かれ隅田川の中洲に移住し、そこが佃島と呼ばれるようになり、そこで作られていた「うしお煮」がやがて佃煮と名付けられた、というお話です。そんな江戸で生まれた佃煮が、徳川家のふるさと三河にやってきて、その味が濱金さんにも引き継がれているわけですね。

私は佃煮が大好きなんです。あの濃厚な甘さがご飯に合いますよね。バター入りは方向性がユニークで、楽しみ方が掴みきれなかったのですが、紹介にあったパンやパスタに合わせるのは美味しそうです。また買っていろいろ試してみたいなぁ。

↓濱金さんの商品は、楽天でも購入できますよ。

 

———-濱金 基本情報———-
〇創業年 1874年創業 / 明治7年創業

下記は魚町本店の情報です。
〇営業時間
・9:00~18:00
※日曜・祝日 定休日
〇住所
愛知県豊橋市魚町91
(公式サイト)⇒ トップ | 濱金

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