東京駅・神田駅からほど近い日本橋。この街は、昔ながらの老舗が多数ある老舗の聖地の一つ。今回は蕎麦御三家 藪蕎麦の老舗店へお伺いしました。
1904年創業、”かんだやぶそば”から暖簾分け店 浜町 藪そば
浜町駅から徒歩3分、人形町駅から徒歩5分程度の場所にある 浜町 藪そば。1904年創業(明治37年)の同店は、1880年創業のかんだやぶそばさんからの暖簾分け店です。藪蕎麦といえば、蕎麦御三家の一つの屋号の一つです(後述)。
という浜町藪そばさんの外観はこちら。ビルに囲まれた店舗です。
こちらが正面からのカット。GW直前に伺ったことが分かる張り紙がw。 こちらがお品がきです。名物の鴨せいろは頼むとして、晩御飯にもう1品欲しいなぁ、と考えていたところ、 メニューの裏面にお通しの一品メニューを発見。今回は親子煮をオーダーしました。 まずは親子煮からやってきました。親子丼の上の部分です。ちょうど良い甘さでお酒が進みそう! そして名物の鴨せいろ。蕎麦も、鴨汁も最高! 蕎麦のアップ写真。色がキレイな整ったお蕎麦です。 鴨せいろの鴨汁のアップ。このざくざく切られたネギと、鴨肉、そして鴨脂のバランスが最高!少し肌寒い日に、ついついオーダーしちゃくなっちゃいますよね。 最後に蕎麦湯で割ってフィニッシュ。年季の入った蕎麦湯入れも、老舗感出ててよいですね。
浜町藪そばさん、伺うのは初めてでしたが、リニューアルされた店舗はピカピカなものの、使っている道具であったり、雰囲気であったり、から老舗感が滲み出ていて、とっても素敵でした。ランチ時も良さそうだし、仕事帰りにちょっと一杯、なんて使い方素敵そうだなぁ。近くを通る際に意識したい一店です。
〇蕎麦御三家(藪・砂場・更科)について
・藪・・江戸ルーツのお蕎麦。団子坂にあった蔦屋が竹藪に囲まれていたことから、藪蕎麦と呼ばれるようになった。
(雑司ヶ谷の藪の中にあったお店が美味しかったから、という説もあり)
・砂場・・大阪ルーツのお蕎麦。豊臣秀吉が大坂城築城の際、資材の砂置き場に蕎麦屋があり、その蕎麦屋が「砂場」と呼ばれていたことから、この名が付いた。
・更科 ・・信州更級(現長野市のさらしな)から名を取られたお蕎麦。信州出身の八代目堀井清右衛門(現・「更科堀井」初代布屋太兵衛)が江戸麻布永坂の地で開業し始まった。
——-浜町 藪そば 基本情報———-
〇創業年 1904年創業 / 明治37年創業
〇営業時間
・平日 11:30~19:30
・祝日 11:30~18:00
※日曜日・第四土曜日 定休日
〇住所
東京都中央区日本橋浜町2-5-3
(木鉢会 公式ページ)⇒ 木鉢会|加盟店一覧|浜町 藪そば