函館みかど、鰊みがき弁当美味しすぎる / 北海道 函館市 1936年創業 (昭和11年)

北海道南端の渡島半島南東部に位置する函館市は札幌・旭川各市に次ぐ道3位の人口を擁する道南地方の中心都市。地名由来には、室町期に津軽の豪族河野政通が函館山北斜面の宇須岸(ウスケシ、アイヌ語で“湾の端”)に築いた箱に似た形の館からの“箱館”説や、アイヌ語の“ハクチャン(浅い・砦)”由来説等があり、明治初期に“函館”と改称されました。江戸時代は松前藩が治めており(末期の一時期は幕府直轄)、箱館は松前・江差と共に(松前三港、蝦夷三湊)天然の良港で海産物交易の集積地として栄え、1859年(安政6年)に日米和親条約による日本最初の対外貿易港として長崎・横浜と共に開港されました。烏賊を筆頭に豊富な海産物・寿司等の魚介料理・世界各地の料理・函館ラーメン等の地場食品・和洋菓子(“函館スイーツ”)等の食文化も豊富で、市内には老舗が多数点在しています。

1936年創業、日本初の駅構内食堂を開いたみかどの函館営業所として始まった 函館みかど

JR函館駅構内で駅弁を販売する 函館みかど。1936年(昭和11年)に、大阪に本社をおいていた みかど株式会社が、函館駅構内で営業をしていた浅田屋構内食堂を吸収合併し函館営業所としてスタートしたのが創業となります。母体となった みかど株式会社は明治期から関西方面で日本初の駅構内食堂を始める等、駅近辺で幅広いビジネスをされていた企業です。2012年に残念ながら廃業されましたが、函館支店(旧・函館営業所)は廃業される年にジェイ・アールはこだて開発 (現・JR北海道フレッシュキヨスク)に事業譲渡されており、今もその味が引き継がれております。

という、函館みかどさんといえばの鰊みがき弁当を購入しました。1966年発売のロングセラー駅弁です。
中身はこんな感じ。柔らかく煮付けた鰊(にしん)と、数の子、そして三陸のわかめ(数の子の上にあるのです)のお弁当です。

私は数の子が大好き&鰊の甘露煮が大好きなので、評価が上振れしていることを前提に読んでほしいですが、このお弁当最高に美味しんです。鰊は骨まで柔らかくなってるし、鰊の味付けがやや濃いめでご飯に合う分、数の子が塩味が抑えられており罪悪感なく食感楽しみつつパクパク食べられる、という無限に食べられる2大エンジン搭載!みたいなお弁当です。都内で見かけると必ず買う駅弁の1つです。

——–函館みかど 基本情報———-
〇創業年 1936年創業 / 昭和11年創業
〇営業時間
・6:00 – 18:00
※定休日なし
〇住所
北海道函館市若松町12−13
(公式サイト)⇒ 【公式】駅弁の函館みかど|JR北海道フレッシュキヨスク

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