港区麻布十番は、江戸時代の古川（渋谷川下流）改修工事の工区番号に因むなど地名の由来には諸説があります。空海開基と伝わり都内では浅草寺・深大寺に次ぐ古刹で著名人の墓も多い麻布山善福寺の門前町として発展し、明治以降は近隣の花街と共に東京山の手では神楽坂と並ぶ商店街・繁華街として栄えてきました。周辺には外国公館も多数存在し外国人も多く、商店街は国際的な雰囲気と昔ながらの庶民的な街並みとが混在して賑わい、老舗の飲食店や和菓子店などが何軒か残っています。

1921年創業、福島県出身者が麻布で開業した練り物屋さん 福島屋

麻布十番駅から徒歩1分の場所、商店街入ってすぐの場所にある 福島屋。1921年に、福島県出身の創業者の方が、静岡の蒲鉾店で修行後に東麻布の地で開業されました。戦後、麻布十番の商店街に移られたそう。1Fが練り物の販売で、2Fが飲食店となっていますが、飲食店をスタートされたのは2006年と割と最近のことなのだそう。

という福島屋さんの看板がこちら。創業大正10年とあります。福島屋さんは豆源さんにお土産を買いに行った帰りにこの看板を見つけて老舗と知った経緯があります。看板に創業年があると老舗サイト的には助かりますｗ。

今回は2Fのランチを頂きにきました。ランチからおでん食べられるとか至福か。 1Fの様子はこんな感じ。おでんの季節に重宝しそう！

そして2Fに着席しました。名古屋スタイルの味噌おでんも食べたいところだけれど、一番大きく出てる麻布十品定食をチョイス。おかず10品付きで1480円って、麻布プライスからすると凄くお得！ で、やってきたのがこちら。凄い、めちゃくちゃ豪華…！

嬉しくなって少し角度をつけて1枚。うん、これは最高の御飯ですね。もうちょい寄りで。こちらのシュウマイと角煮は、中華料理店の方から習ったものなのだとか（福島屋さんのインタビュー記事より）。 そしておでんのアップ。昆布好きな私歓喜な、昆布の量よ！こんにゃくもプリプリかつ、味が染みてて美味しかったー！上述した通り、福島屋さんは商店街を歩いてて見つけた老舗店だったのですが、このお店を麻布十番勤務時代に知らなかったのは人生の損失だな、なんて思いつつご飯食べてました。毎日行ける価格じゃないけれど、たまの贅沢ランチにピッタリな量と味！また行きたいなぁ。家おでん用の持ち帰りも買ってみたい！！

———福島屋 基本情報———-
〇創業年　1921年創業 / 大正10年創業
〇営業時間
・［月～金］
11:30～14:00(L.O)
17:30～21:00(L.O)
・[土・日・祝］
11:30～21:00(L.O)
※不定休
〇住所
東京都港区麻布十番2-1-1
（食べログ）⇒福島屋 （ふくしまや） – 麻布十番/おでん [食べログ]