どぜう飯田屋で柳川鍋ランチ / 東京 西浅草 1902年創業 (明治35年)

台東区西浅草には東本願寺を始め多くの寺院や、調理・厨房用品・食器等の専門店街である合羽橋(かっぱばし)道具街があります。かつては国際通り沿いに、昭和初期~末期まで通り名の由来となった松竹歌劇団(SKD)の本拠地で東京を代表する劇場であった国際劇場(現・浅草ビューホテル)がありました。寺院やオフィスや住宅が混在する中に老舗の飲食店・和菓子店・食品店なども何軒か存在しています。

1902年創業、どじょう料理一本で100年以上の歴史を持つ どぜう飯田屋

つくばエクスプレス 浅草駅から徒歩2分ほどの場所にある どぜう飯田屋。慶応時代に創業され、1902年(明治35年)にどじょう料理専門店となり、この年を創業年とされているそうです。店名は元々「飯田」でしたが、いつしか「飯田屋」と呼ばれるようになり、昭和後半に現在の屋号「どぜう飯田屋」へと変更されました。

こちらが店舗外観。雰囲気のある、老舗らしい老舗です。
こちらは正面のカット。暖簾もいい感じの使い込まれ具合です。

どぜう飯田屋さんといえば、「マル」と呼ばれる、どじょうをまるのまま煮るタイプの「どぜう鍋」と、「ヌキ」と呼ばれる、背開きにしたどじょうを煮込む「骨抜き鍋」がポピュラーです。

が、今回は何だか柳川の気分だったので、開いたどじょうを割り下で煮込み卵でとじた柳川鍋をオーダー。ご飯と一緒に運ばれてきます。柳川鍋をアップで。この甘じょっぱい味付け本当に最高ですよね。 柳川鍋と一緒に山椒と七色(七味)も運ばれてきます。個人的には山椒派です。元々どじょうは、冷房未発達の時代、夏に熱い泥鰌鍋や泥鰌汁で汗をかくための、暑気払いの夏の食べ物でした。泥鰌鍋は俳句の季語でも夏になっています。
今回はそんな背景を知らず少し暖かい冬に「久しぶりに、どじょう食べたい!」と思い、どぜう飯田屋さんへ伺いました。久しぶりに伺って思いましたが、店舗の外観、内装、そして味付け含めて、東京の老舗らしさが詰まったお店で、今度外国からのお客さんを連れて行ってみようと思いました。きっとトラッドなジャパニーズな感じを喜んでみらえるはず!

——- どぜう飯田屋 基本情報———-
〇創業年 1902年創業 / 明治35年創業
〇営業時間
11:30~21:30 (L.O.21:00)
※水曜日 定休日
〇住所
東京都台東区西浅草3-3-2
(ぐるなび)⇒ どぜう飯田屋(浅草/どじょう) – ぐるなび

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