東京都多摩地域北西部の青梅(おうめ)市は、東部以外は丘陵・山地で、市内を東流する多摩川の谷口集落がかつて青梅街道の青梅宿として栄えました。地名由来には“将門誓いの梅”伝説(平将門が天ヶ瀬の金剛寺で馬の鞭に使用の梅枝を地に挿して“我願い成就あらば栄ふべし、しからずば枯れよかし”と願掛けしたところ、根付き結実し夏過ぎまで実は熟さず青く枝に残った)による等の諸説があります。ヤマメ等の渓流魚・山葵漬・蒟蒻・豆腐・梅製品(菓子・ワイン等)・清酒(澤乃井)・トウキョウX肉うどん・和洋菓子(へそまんじゅう・酒まんじゅう等)などの特産品・名物があり、市内には老舗の飲食店・和菓子店・食品店・酒蔵などが残っています。
1846年創業、青梅で最も歴史あるお店の1つ 道味 (どうみ)
青梅駅から徒歩5分ほどの場所にある道味(どうみ)。1846年(弘化3年)に創業された和菓子店です。元々は薬種商を営まれていたそうですが、いつのころからか和菓子店へと変わっていったそうです。青梅市内で有数の歴史を持つ老舗店でもあります。
店舗前に人がいらっしゃったのでまずは上部を。瓦に道味の文字がカッコ良い。
そして店舗の正面です。昔ながらの感じが良いですねぇ。読みづらいですが、「ひとつからお気軽にどうぞ」とあります。優しい心遣い!
入り口横にはこんな看板が。レトロで可愛いですね。
ディスプレイの様子、その1。カステラと和菓子系です。
お隣のディスプレイはこちら。洋菓子っぽいものも扱われていらっしゃいました。
お店の方に名物をお伺いしたところ、創業当時からのメニューという最中を勧められました。道味の文字がカッコ良いですね。程よい甘さで美味しかったです。
せっかくなのでもう一品と思い、花のしずく、というお菓子を買いました。大納言琥珀と書いてあります。
こんな感じの琥珀のお菓子です。寒天で固められているのかな。
中から大納言と思われる小豆が。見た目も可愛いし美味しいです。
あまり時間がない中での買い物だったので、道味さんのお話があまり伺えなかったのですが、後で調べてみたところ、青梅せんべいという、梅を型どったお煎餅も創業当時からのメニューのようです(その創業が和菓子屋さんとして、なのか、薬種商のころからかはわからず)。今度お伺いすることがあれば、青梅せんべいも食べたいなぁ。
———道味 (ドウミ) 基本情報———-
〇創業年 1846年創業 / 弘化3年創業
〇営業時間
・9:00~18:15
※月曜日 定休日
〇住所
東京都青梅市住江町68
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