大八栗原蒲鉾店の、復刻版角焼・八潮路・イカつまみ / 北海道 小樽市 1914年創業 (大正3年)

北海道中央部の小樽市は、古くから北海道有数の港湾都市として栄え、慶長年間には蝦夷地南西部を支配していた松前氏の家臣が先住民族・アイヌと交易をする知行地(場所、商場:あきんば)がありました。小樽の地名由来には異説もありますが、小樽内川(札幌との市境の星置川下流)を指すアイヌ語の“オタ・オル・ナイ(砂浜の中の川)に由来するとされています。海産物に恵まれ、水産加工品・菓子・酒類等の食品関連業が盛んで、寿司店は市内に100店舗以上が点在し、老舗の飲食店・和菓子店・食品店が何軒も残っています。

1914年創業、かま栄から独立し共に小樽を伝える 大八栗原蒲鉾店

入船十字街のバス停から徒歩1分、小樽駅から徒歩20分弱の場所にある 大八栗原蒲鉾店。1914年(大正3年)に、同じ小樽の蒲鉾店であるかま栄さん(1905年創業)で修業した群馬の前橋近郊からやってきた、栗原八郎氏によって創業された蒲鉾店です。屋号の大八は八郎氏の八、栗原はお名前から取られているのでしょうね。

という、大八栗原蒲鉾店さんから色々とお取り寄せしました。 お取り寄せその1、あすか、あすかチーズ入り、だて巻です。

お正月時期に購入したので、こんな感じになりました。 次が八潮路(やしほじ)。カニ入りの超美味い蒲鉾です。

こんな感じで切り分けて。見た目通りに美味い! そして復古版宗八入り角焼。宗八とは、宗八ガレイのことで、宗八ガレイのすり身を50%、シログチ50%を利用し無でんぷんの高級かまぼことのこと。 中身を出した図。真ん中に大きく大八の刻印があります。ぷりぷりの歯応えと、ほんのりある甘さが美味しい。説明書きも入っていました。宗八ガレイは、元々小樽で蒲鉾の原料として使われていたものの、宗八ガレイが漁獲高から高級化してしまったこと、加工が大変だったことで、戦後蒲鉾の原料として使われなくなってしまったそう。が、平成に入り、大八栗原蒲鉾店が復活させた、ということだそう。素敵なお話!

商品紹介ラストは、お惣菜系人気No.1のイカつまみ。これ、一瞬でなくなる美味しさです!

最後にパンフレット紹介を。

裏表紙には大八かまぼこさんの特徴が書かれていました。人工甘味料・保存料を使っていないこと、お魚の味を邪魔しかねない大豆蛋白等を使っていないこと、高い品質・手頃な価格、こだわりの天日塩「潮のハーモニー」使用、特注のすり身を利用が特徴とのことです。

パンフレットの中身は、商品一覧でした。また買いたくなっちゃうなぁ。

大八栗原蒲鉾店さん、どれも美味しかったですが、個人的には、イカつまみ、チーズ入りのあすか、八潮路がとても美味しかったです。復古版宗八入り角焼も美味しかったのですが、昔ながらの懐かしい味って感じで、美味しさよりも貴重なものを食べたぞ!って感想が大きかったです(のである種食べてもらいたい)。ということで大満足のお取り寄せでした。購入は公式サイトからできますよ。

———-大八栗原蒲鉾店 基本情報———-
〇創業年 1914年創業 / 大正3年創業
〇営業時間
・[月~土]9:30~19:00
・[日・祝]10:00~18:00 年中無休
※無休
〇住所
北海道小樽市入船1丁目11-19
(公式サイト)⇒ 小樽名物 大八栗原蒲鉾店 | 小樽観光のお土産に | かまぼこ販売店

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