川魚旅亭から始まった、ますのすし本舗ちとせの鱒乃寿し一重 / 富山 富山市 1872年創業 (明治5年)

富山県の県庁所在地である富山市は、2005年(平成17年)に旧・富山市と6町村とが合併して発足しました。47都道府県庁所在地中2位の総面積は県の約3割で、1市町村が都道府県に占める割合では全国一となっています。米・梨・葡萄・イチジク等の農産物や富山湾のホタルイカ・シラエビ・ズワイガニ・寒鰤等の豊富な魚介類が特産です。かつては神通川に遡上していた鱒による鱒寿司が名産で、市内には多数の製造・販売店があり、“月世界”等の和洋菓子店・“満寿泉”等の酒蔵や飲食店なども多く、老舗が点在しています。

1872年創業、川魚旅亭から始まった ますのすし本舗千歳 (ちとせ)

トヨタモビリティ富山Gスクエア五福前駅から徒歩4分ほど、富山駅から車で8分前後の場所にある ますのすし本舗千歳。1872年(明治5年)に川魚料亭として創業し、1969年(昭和44年)から鱒寿司専門店として営業されています。ハラル認証をとられたりと、先進的な取り組みもされていますよ。ちなみに千歳の名は富山城の別邸・千歳御殿から来ているそうですよ。地域ものがたるアンバサダーの8月訪問時にお伺いしています。

という、ますのすし本舗ちとせさんの外観。歩いてくることを想定されていない場所で、堤防沿いの道路から車で入る感じのお店です(歩きだったので慎重に入りました)。社名や看板は漢字・千歳と平仮名・ちとせの両方をお使いのようです。

正面はこんな感じです。

店内に入りました。鱒乃寿しとホタルイカ系のお惣菜も販売されていました。

こちらハラル認証の証明書です。鱒寿司屋さんでは初めて見たかも。

富山新聞に掲載されていた記事です。ノルウェー産の鱒と、県産のコシヒカリ&もう一種をブレンドしたお米を使われているそうです(新聞は平仮名・ちとせ、ですね)。

ということで買ってきました。今回は一重を購入しています。

パッケージを外した図。

笹を開けると出て来ます。鱒寿司は笹を取った時に、ご飯が上派、鱒が上派の2パターンに分かれるのですが、ちとせさんは鱒が上派でした。

切り分けた図。脂たっぷりだけれどあっさりもしていて無限に食べれそう…!

パンフレットはこんな感じです。ますのすしの歴史、そして千歳さんの歴史が書かれています。千歳さんは、江戸末期から明治にかけて神通川で捕れた鱒をつかって旬の風物詩として定着させたお店なのだそう。

ウェブサイトに千歳さんの歴史が書かれているのですが、故高松宮殿下や現天皇陛下といった由緒正しい鱒寿司のお店です。鱒寿司屋さんスタートではありませんが、かなりの古株であることは間違いないようです。お取り寄せもできるようなので、また食べたい!

———-ますのすし本舗ちとせ 基本情報———-
〇創業年 1872年創業 / 明治5年創業
〇営業時間
・7:00~17:00(売り切れ次第終了)
※水曜日 定休日
〇住所
富山県富山市鵯島2−887
(公式サイト)⇒ 鱒のおいしさと笹の香り、伝統の味を粋にお届けする株式会社 千歳

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