築地青空三代目で、伝統と革新が融合したお寿司を食べる / 東京 築地 大正初期創業店にルーツ

江戸時代に明暦大火で焼失した浅草西本願寺の代替地(現、築地本願寺)として佃島住人が埋め立てて出来た中央区築地。永らく海軍用地として使用され、その跡地には昭和初期に日本橋から魚河岸が移転し、世界一の魚市場と知られるまでになりました。魚市場が豊洲に移った現在も、場外市場等は多くの買物客や外国人などの観光客で賑わっており、老舗の飲食店なども数多く点在しています。

大正初期創業店にルーツ、三代目同士が始めた寿司店 築地青空三代目

築地市場駅から徒歩4分ほど、築地場外市場内にある築地青空三代目。大正初期に殿岡福次郎氏が創業した丸八荷受(後の殿福水産)の三代目石川太信氏と、戦後創業の青空鮨三代目の前田保衛氏がタッグを組んでスタートしたお店です。美味しいと噂に聞いていたので、ウキウキしながら訪問しました。今回はディナー利用です。

という、築地青空三代目本店の外観。外からは見えませんが縦に長いお店です。 こちらが看板。うむ、テンションあがりますね。 築地青空三代目さんは、煮切り醤油で、赤酢を利用。こだわりを書いてくれると、食べる前に理解しやすいので、個人的には好き派です。 看板メニューは築地最強の10貫。今回はこちら中心にお任せで握って頂きました。 まずは突き出しから。スタートに相応しい繊細な味。 そしてカニ。味噌付きで旨い。

焼魚も出てきました。ちょいレアで脂が良い感じでジューシー。 そして名物っぽいのがきました。岩塩とカボスで食べるミズダコ。手前にあるのが岩塩で、ここにカボスを絞り、溶けだした塩にミズダコを漬けて食べます。う、うまいじゃないか…! せっかくなのでミズダコもアップで。

子持ち昆布も出てきました。あれ、僕の好みを知っている?

ここから握りです。伺ったのが7月で、シンコがちょうど季節でした。ということでシンコからスタート。もう最高か。 そして海老。ねっとり甘くて美味い。 赤貝。この歯ごたえが最高っす。中ほどで中トロ登場。脂がのって旨い。

失念しましたが、白身。口の中で溶けてなくなる美味しさだったことは強烈に覚えてます(名前忘れたのにw)。 中休みに海老のお頭が焼かれて出てきました。日本酒に合いますね(飲めませんが)。 ハマグリ。旨みじゅわーって感じ。愛してます。 うに。何個でも食べられそうな、濃厚なのにアッサリ系。臭みが一切ないからそう感じるのかな。 のどぐろを炙ったお寿司が出てきました。これ、東京で食べたのどぐろで一番美味しかったかも!

トロを炙った系のお寿司。オイリーなトロって炙っても美味しいですよね。
そして穴子。シンプルに塩で食べる穴子も美味しいですねぇ。お椀は私の地元桑名のあさり(大きめのしじみだったかも?)のおみそ汁。笑えるぐらい美味しいね。 ある程度握って頂いたのちに、ラストで大好きな干瓢巻き握ってもらいました。濃い目の味付けが良いですね。

築地青空三代目さん、アクセスしやすい場所にあって、そこまで高くない価格(1万円代前半でした)で、これだけのクオリティのお寿司を食べられるのはかなりポイント高かったです。また行きたいな。今度はランチも食べてみたい…!

——-築地青空三代目 基本情報———-
〇創業年 大正初期創業店にルーツ
〇営業時間
・月~金 10時30分~14時30分、17時30分~22時
・土日祝 10時30分~22時 ※17時よりディナーメニュー
※無休
〇住所
東京都中央区築地4-13-8トラスト築地KNビル1F
(公式サイト)⇒ 築地青空三代目|世界に誇る日本の鮨を求めて

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