御菓子司 庵月堂の栗蒸し羊羹 / 大阪 中央区 1868年創業 (慶応4年)

大阪市中央区は、大阪の伝統的業務地区で、1989年(平成元年)に110年間続いた旧東区と旧南区とが合併して生まれました。旧東区地域は谷町筋の東側が大阪城・難波宮跡や官公庁街で、北東端の城見には弁天島再開発の大阪ビジネスパークがあり、西側は各種産業の大企業本社が軒を連ねるオフィス街です。旧南区地域は堺筋の東側が問屋街と寺町で西側は心斎橋や道頓堀・千日前・宗右衛門町など難波(ミナミ)の繁華街です。歴史と伝統の町の中に老舗の飲食店・和菓子店などが多数残っています。

1868年創業、高級和菓子店 庵月堂

心斎橋駅から5分弱の場所に、高級和菓子店として知られる御菓子司 庵月堂さんはあります。慶応4年(1868年)に、初代前田為治郎さんが、神戸にて常盤堂という屋号で高級和菓子の製造を始めたことで、その歴史が始まりました。昭和に入ってからは宮内庁ともお付き合いが始まった名店は、戦後大阪に進出。その際に「庵月」と名前を改め現在にいたります。

和モダンな様相のある店舗です。

庵月さんには多数の銘菓がありますが、通年で楽しめるのがこちらの「庵月最中」。

名前の通り最中なんですが、中々体感したことがないパリッと感のある高級スイーツといった装いも感じる最中でした。

そしてもう一つの通年商品の銘菓が、蕎麦薯蕷饅頭。そばじょうよまんじゅうと読みます、というか、パッケージは平仮名で書いてありますね。

小ぶりの丁寧に作ったお饅頭です。お饅頭の皮が、自然薯とそば粉を使っています。しっとり感があって凄いです。

そして、庵月さんといえば、なのが9月ー12月の季節限定で販売されている栗蒸し羊羹です。私のベスト羊羹の一つと言い切れる大好きな一品。

箱も高級感ありますよね。

こちら箱を開けた図。栗の大きさがヤバい。栗は甘露煮してから羊羹の中に入れています。

取り出して切り分けた図。見て分かる通り、羊羹の面積の半分以上を占めるこの栗の量!

こちら庵月さんのパンフレット。代表として出てくるのはやっぱり栗蒸し羊羹!

少しテンション高く書いてしまいましたが、庵月さんといえば、やっぱり栗蒸し羊羹なんです。9-12月の限定商品なので、ぜひそのタイミングに手に入れてください。
季節を逃した!という方は、庵月最中と蕎麦薯蕷饅頭をお試しください。よくある和菓子なだけに、庵月さんの凄さが良くわかると思います。

———御菓子司 庵月堂 基本情報———-
〇創業年 慶応4年 / 1868年創業
〇営業時間
平日/10:00~21:00
祝祭日/10:00~18:00
※日曜 定休日
〇住所
大阪府大阪市中央区東心斎橋2丁目8番29号
(公式サイト)⇒ 御菓子司 庵月堂(あんげつどう)

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