富山県西部の中心都市である高岡市は、2005年(平成17年)に旧・高岡市と1町とが合併して発足。江戸時代 1609年(慶長14年)に加賀藩主 前田利長が築いた高岡城の城下町として発展し、高岡は利長が築城・開町に際して“詩経”の一節<鳳凰鳴矣于彼高岡(鳳凰鳴けり彼の高き岡に)>に由来して命名したことが地名の由来です。江戸時代に北前船寄港地だったことから昆布消費が盛んで、とろろ昆布・昆布巻・昆布巻蒲鉾・昆布飯・昆布おにぎり等の特産品・地場食品や昆布使用の和洋菓子等が豊富で、市内には老舗の和菓子店・食品店などが残っています。
大正初期創業、石臼仕込みと登録商標「仲よし鯛」で”お祝い蒲鉾”を贈る 天野屋蒲鉾店
万葉線・片原町駅から徒歩9分ほど、二丁町のバス停から徒歩2分ほどの場所、高岡市川原本町に店を構える 天野屋蒲鉾店。大正初期に創業された100年越えの蒲鉾店です。すり身づくりに石臼を用いる贅沢な製法を続け、富山名産の昆布巻蒲鉾など伝統の味を手造りで守ってきました。加えて、婚礼ギフトでも人気の登録商標「仲よし鯛」に代表される細工蒲鉾は、全国蒲鉾品評会の受賞歴にも名を連ねる看板商品です。第67回大会「ハート仲良し鯛」、第71回大会「細工蒲鉾『仲よし鯛』」など複数受賞を重ねています。こういった祝い蒲鉾は、天野屋蒲鉾店産のウェブサイトによると加賀藩の伝統の祝膳を進化させ明治期に生まれたものなのだそう。伝統を守りつつも革新を続ける同社は、2016年2月には新社屋へ移転し、いまも”贈る蒲鉾”として高岡の祝い事を支える一軒です。
という、天野屋蒲鉾店さんの外観です。新社屋なのでかなり新しい感じがしますね。
店内に入りました。富山の定番蒲鉾である赤巻き・昆布巻きが並んでいます。
祝い蒲鉾も並んでいました。めでたいなぁ。
という、天野屋蒲鉾店さんで、昆布巻き(真ん中)、赤巻き(右)と、しぐれ(左)という刻んだ昆布入りの蒲鉾のセットを購入しました。

まずはしぐれからです。蒲鉾に、刻んだ昆布が練り込まれています。

切り分けた図。食感も味も向上していてとっても良い!

ついで、昆布巻かまぼこです。富山の定番ですね。

裏側です。たら・ぐちを使っています。

切り分けた図。すっかりお馴染みの味となりました。

そして、赤巻です。富山だとうどんによく入っているイメージ。

上述したように。天野屋蒲鉾店さんによると、昆布巻きが先にあり、その模倣として生まれたのが赤巻なのだそう。よりシンプルなほうが後で生まれているって何だか面白いですね。富山の蒲鉾文化、もっと詳しくなりたいなぁ。